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5位・仙台は3戦連続スコアレスドロー、4位・横浜FMに勝ち点2差詰め寄る

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[11.19 J1第32節 浦和0-0仙台 埼玉]

 5位ベガルタ仙台は敵地で浦和と対戦し、0-0で引き分けた。11試合負けなし(7勝4分)となったが、3試合連続のスコアレスドロー。それでも勝ち点1を上乗せすると、4位横浜FMが今節で敗れたため、勝ち点2差に詰め寄ることに成功した。リーグ戦で4位に入った場合、J1優勝チームが天皇杯も制すればACL出場権が転がり込む。

 試合後のインタビューで手倉森誠監督は「当該チームのマリノスが負けたことで、勝ち点1でも詰めることに成功できた。残り2戦でひっくり返すぞとロッカールームで選手たちには言いました」とキッパリ話した。

 勝利することはできなかったが、激しく雨が降る悪天候のなかでも堅守を発揮。前半は相手の攻撃に手を焼く場面もあったが、ゴールを守りきった。しかし、攻めては前半のシュートは一本のみ。前半36分にMF梁勇基のパスを受けたFW太田吉彰がシュートを放つにとどまった。

 後半に入ると梁が幾度もチャンスを演出。MF松下年宏のパスを左サイドで受けると、自らシュートも放っていった。その2分後には左クロスに合わせたFW赤嶺真吾がヘディングシュート。しかしゴールは奪えない。すると、後半11分にはアクシデントが発生。左サイドへ突破を仕掛けたDF朴柱成がDF坪井慶介とともにピッチへ倒れこむ。転がった瞬間に朴は自ら交代を要求。負傷交代を余儀なくされ、代わってMF高橋義希がピッチへ立った。

 ゴールを奪おうと後半35分にはMF関口訓充に代えて、FW武藤雄樹を投入した。後半39分には決定的な場面をつくる。右クロスを赤嶺が頭で落とし、ゴール正面の松下が右足ミドルシュート。強い弾道のシュートだったが、GK加藤順大の好セーブに阻まれた。直後には太田に代えて、高さのあるFW中原貴之を投入。しかし流れを変えることはできない。結局そのまま試合は終了し、0-0で引き分けた。

 勝ち点1を手にしたものの、リーグ戦では3戦連続スコアレスドローとゴールが遠い。今季の残り2試合で勝利し、4位への浮上を果たせば、ACL出場権獲得も視野に入ってくる。今季の残り2試合ではG大阪、最終節では神戸との対戦が控えている。勝ち点3を上乗せし、順位浮上をめざすためにも、攻撃陣の奮起に期待したい。

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