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福岡が5発大勝!!開幕戦終了時以来の最下位脱出

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[11.19 J1第32節 山形0-5福岡 NDスタ]

 来季降格チーム同士の一戦はアビスパ福岡が意地をみせた。福岡は敵地で山形と対戦。前半2分にMF鈴木惇が自身J1初ゴールで先制点を決めると、MF牛之濱拓の2得点などで5-0と圧勝した。公式戦5戦ぶりの白星を手にすると、開幕戦終了時点以来、31試合ぶりの最下位脱出に成功した。

 試合開始直後から福岡が果敢に攻め込んだ。まずは前半2分、右サイドをドリブルで駆け上がったMF成岡翔がクロスを入れる。MF松浦拓弥が必死に体を張ると、勢いよく走りこんできた鈴木がシュートを決めた。ゴール前混戦でボールへの執念をみせてのゴール。この得点で福岡は勢いづく。

 前半11分には早くも追加点。鈴木からのパスを中盤でFW高橋泰がワンタッチではたくと、中央で受けた松浦がドリブル突破。向かってくるDF2枚を鮮やかにかわすと、GKを前に冷静にシュートを決めた。さらに同36分には高橋がミドルシュートでダメ押しの3点目。中盤の鈴木が起点となり、右サイドへ走り出した高橋につなぐ。高橋からのボールをPA外正面でMF末吉隼也が頭で落とすと、走り込んだ高橋がミドルシュート。3-0と試合を決定付け、前半を折り返した。

 後半はなかなかスコアは動かなかったが、途中出場の牛之濱が奮闘をみせる。後半31分に投入されると、同43分にゴールを決めた。同じく途中出場のFW重松健太郎が粘り強い守備をみせ、前線でボールを奪取。中央へのパスに抜け出した牛之濱が冷静にGKをかわして、左足シュート。さらに終了間際のロスタイム2分には、後方からのロングボールに右サイドへ抜け出した牛之濱が右足でシュートを決めた。5-0で試合は終了。福岡が5発勝利を飾った。

 試合後のインタビューで浅野哲也監督は「きょうの試合では点を取った後の展開で集中してできていたなと思う」と試合を振り返った。公式戦5戦ぶりの白星を弾みに、残り2試合では来季につながる好ゲームを展開したいところだ。

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