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大宮は残留確定も…終了間際の失点でホーム2勝目逃す

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[11.19 J1第32節 大宮1-1鹿島 NACK]

 甲府が敗れたため試合開始前の時点でJ1残留が確定した大宮アルディージャだったが、試合は終了間際の失点で追い付かれ、1-1の引き分けに終わった。雨の中、駆け付けたサポーターに今季ホーム2勝目を届けなかったが、またも勝ち切れず。これで今季ホームゲームは1勝8分7敗となった。

 過去1勝3分9敗という相性の悪さが立ち上がりから出た。前半29分にはGK北野貴之がFW興梠慎三との1対1を体を張ってセーブ。同43分にはMF野沢拓也のシュートがクロスバーに救われた。

 劣勢の展開を何とかしのぎ、0-0のまま後半に折り返すと、後半立ち上がりの4分にようやくチャンスをつくる。MF金澤慎のスルーパスからMF渡邉大剛が決定機を迎えるが、シュートはGKがビッグセーブ。逆に後半17分には鹿島MF遠藤康の強烈な左足ミドルを浴びたが、シュートはまたもクロスバーを直撃した。

 運も味方し、無失点のまま試合を進める大宮は後半22分、渡邉の右クロスにFW李天秀がDF2人の間からヘディングシュート。U-22日本代表MF東慶悟が不在の影響で2トップの一角に入った李が7月23日の仙台戦(1-0)以来、14試合ぶりとなる今季5点目を決め、先制点を奪った。

 しかし、その後は再び鹿島の攻勢にさらされた。後半34分、興梠のループシュートはGK北野が体を精一杯伸ばして何とか弾いたが、勝ち点3目前の後半45分に痛恨の失点。一度はMF本山雅志のシュートをGK北野が弾いたが、こぼれ球を興梠に詰められた。

 試合はそのまま1-1で終了。J1残留という最低限の結果を残すことはできたが、またしてもホームで勝ち点3を挙げることができなかった。天皇杯も敗退しており、今季も残りはリーグ戦の2試合。次節26日のアウェー広島戦をへて12月3日にはホームでの最終節・甲府戦を控える。東も戻ってくる最終戦こそホーム2勝目を飾り、何としても有終の美を飾りたい。

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