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今季限りで引退の福岡・田中誠「18年間、幸せな選手生活でした」

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[11.26 J1第33節 福岡1-2浦和 レベスタ]

 1年でのJ2降格が決まっているアビスパ福岡は1-2の逆転負けでホーム最終戦を白星で飾ることはできなかった。試合後のセレモニーでは今季限りでの現役引退を表明した元日本代表DF田中誠が挨拶。「今シーズン、アビスパをJ1に残留させる気持ちで臨みましたが、思うようなプレーができず、引退を決意しました」。引退に至った思いを打ち明けると、「アビスパ福岡というチームは発展途上のクラブ、まだまだ若いチームです。皆さんのご支援と応援で、またJ1の舞台に導いてください」とメッセージを送り、「18年間、幸せな選手生活でした。本当に本当にありがとうございました」と、チームメイト、スタッフ、サポーターに感謝の言葉を述べた。

 試合は前半32分、左サイドからDFキム・ミンジェ、MF松浦拓弥、MF成岡翔とつなぎ、最後はFW岡本英也が左足で先制点を決める。5-0で大勝した前節・山形戦に続く連勝へ幸先良いスタートを切ったが、前半ロスタイムに痛恨の失点。後半17分にはPA内でMF梅崎司を倒したMF末吉隼也が一発退場となり、PKで逆転を許したうえに数的不利での戦いを強いられ、反撃も及ばなかった。

 福岡は12月3日の最終節でC大阪と対戦する。今季限りで退任する浅野哲也監督は「我々はまだ終わっていない。(降格という)一つの結果は出たが、来週に向けて勝つための準備をして最終戦まで戦いたい」と、来季につなぐ最終節での白星獲得を誓っていた。

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