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[PSM]今季からJ1初参戦の鳥栖、野田&豊田ゴールでG大阪を下す!!

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[2.25 プレシーズンマッチ 鳥栖2-1G大阪 ベアスタ]

 プレシーズンマッチが25日に各地で行われ、今季からJ1初参戦のサガン鳥栖はG大阪と対戦し、2-1で勝利した。J1屈指の攻撃力を誇るG大阪を最少得点に抑えての白星獲得。約2週間後に迫っているJ1開幕戦へ向けて、弾みをつけた。

 この日の鳥栖は4-2-3-1システムを採用。GK赤星拓、DFラインは右から丹羽竜平、呂成海、木谷公亮、磯崎敬太。ダブルボランチを岡本知剛と藤田直之が務め、2列目は右から、栃木から加入の水沼宏太池田圭野田隆之介が入った。1トップは昨季J2得点王のFW豊田陽平が務めた。

 立ち上がりから鳥栖が流れをつかむ。前半13分には水沼の右クロスから豊田がシュートを狙うなど、果敢に攻め込み、チャンスを演出。しかしシュート精度を欠き、ゴールを奪うことはできない。0-0で前半を折り返した。

 後半7分には、まさかのアクシデント。空中戦を競り合った木谷が右ひざを痛めて負傷交代。守備の要を欠いての戦いを強いられる。代わって、横浜FMから加入のDFキム・クナンが出場した。それでも突然のアクシデントにも集中力を切らさずに、鳥栖は果敢に攻め込んだ。後半18分にはオーバーラップした丹羽が右クロス。ゴール正面から水沼が放ったヘディングシュートは阻まれた。1点が遠い。

 しかし後半25分、ようやく試合が動いた。左サイドから豊田が上げた左足のクロスにゴール正面の野田が合わせ、ヘディングシュート。野田の前へ走り込んでいた池田がおとりとなり、フリーで放ったシュートはゴールネットへ吸い込まれた。鳥栖が1-0と先制に成功した。この勢いは止まらない。さらに3分後にはPKで追加点。PA内でDF中澤聡太とロングボールを競り合った豊田が倒され、PKを獲得する。これを豊田が自ら決めて、2-0とリードを広げた。

 後半40分には左サイドを押し込まれると、最後はこぼれをラフィーニャに決められて、失点。1点を返されてしまった。だが、その後は最後まで粘り強く守り切る。終了間際にはゴール正面に攻め込まれ、PA内からFW佐藤晃大にシュートを許すも守護神・赤星がしっかりストップしてみせた。そのまま2-1で試合は終了。今季からJ1初参戦の鳥栖がG大阪をわずか1点に抑え込み、白星を手に入れた。

 試合後のインタビューで1得点1アシストと活躍をみせた豊田だったが「まだまだチームに貢献できるほどやっていない」とキッパリ。「今の時期の試合で勝ったことをどう評価していいかわからないが、もっといい準備をして、開幕へ臨みたい」と力強く意気込んでいた。


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