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「チャントにビックリした!!」F東京・長谷川がサポーターに感謝

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[3.10 J1第1節 大宮0-1F東京 NACK]

 キックオフ直前、スタンドから聞こえてきた歌声に、今季FC東京に加入したMF長谷川アーリアジャスールは、驚いたという。

「もう僕のチャント(応援歌)ができていて、ビックリしました。本当にありがとうと言いたいです」

 3日に富士ゼロックススーパーカップの柏戦、6日にACLのブリスベン・ロアー戦にそれぞれフル出場し、この試合は移籍後、3試合目だった。とはいえ、まだホームスタジアムである味の素スタジアムで一度もプレーしていない選手に、個人のチャントが歌われたのは、異例なことだろう。過去2戦で2ゴールと活躍し、それだけサポーターに認められたという証だろう。

 この日も、トップ下で先発出場した長谷川は、流れの悪かった前半25分にはランコ・ポポヴィッチ監督の指示を受け、ポジションをボランチに変更。後方からのパス回しを円滑にし、流れを呼び込む働きを見せた。だが、この日の自身のプレーについては、全く納得がいっていなかった。

「自分のプレーについては、満足していません。今日は、ミスが多すぎましたね。簡単につなぐことができれば、チャンスにつながるなと思ったときに、トラップでコントロールミスをして、逆にボールを失ってしまった場面がいくつかあった。そういうところは反省しないといけません」

 同時にゴールを挙げられなかったことも悔しがった。

「密かに3試合連続ゴールも狙っていたんですけどね。裏に抜ける動きも必要だと思って、何度かゴール前にも行きましたが、今日はボールが来ませんでした」

 次節17日の名古屋戦は、ホームの味の素スタジアムでのデビュー戦となる。

「Jリーグも開幕して、今日もたくさんのお客さんが来てくれて応援してくれました。そういう人たちの分も戦わないといけないし、見ていて楽しいサッカーができるように、もっと頑張ります」と、力を込めた。

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