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栃木vs富山は互いの好守でスコアレスドローに

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[3.20 J2第4節 栃木0-0富山 栃木グ]

 前節今季初勝利を挙げた栃木SCと3戦未勝利のカターレ富山との一戦は0-0のスコアレスドローに終わった。前半に主導権を握ったのはホームの栃木。前線で身体を張るFW棗佑喜を起点にMFチャ・ヨンファンのヘディングシュートなどから、先制点を狙う。ただDF大和田真史の決定的な右足シュートを富山GK鶴田達也の好守に阻まれるなどゴールが遠い。開幕直後の課題となっていた球際での激しさ、アグレッシブさを出す富山はこの後も最終ラインが耐えて得点を許さなかった。

 ただし、MFソ・ヨンドクを起点にサイドチェンジを交えて攻める富山だったが、前半はシュート2本。栃木のMF菅和範が試合後のインタビューで「チーム全体が気迫のこもったプレーをした結果がゼロだったと思う」と納得していたように、こちらも栃木の守りを崩すことができない。

 その栃木は後半開始からFWサビアを投入して前線を活性化しようとする。ただ、右クロスからサビアがヘディングシュートを狙い、交代出場のMF菊岡拓朗のラストパスから棗がシュートへ持ち込むが、富山は最後まで集中力を切らさない。両チームともに決定機をつくることができないまま試合終了。栃木のホーム初ゴールと初勝利、富山の今季初勝利は次節以降に持ち越しとなった。

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