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名古屋、闘莉王弾で先制も…得意の高さから失点し、2戦連続のドロー

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[3.21 ACL GL第2節 セントラルコースト 1-1 名古屋 ゴスフォード]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2012のグループリーグ第2節2日目が各地で行われた。G組の名古屋グランパスはアウェーでセントラルコースト(オーストラリア)と対戦した。第1戦、ホームでの城南一和(韓国)戦を2-2のドローで終えた名古屋は前半21分、DF田中マルクス闘莉王のゴールで1点を先行。しかし前半のうちに同点に追いつかれ、試合はそのまま1-1で終了した。名古屋の第3戦は4月3日、アウェーで天津泰達(中国)と対戦する。

 名古屋のシステムは4-2-3-1。DF田中隼磨に代わりDF石櫃洋祐、DF増川隆洋に代わりDFダニエルを、ともに名古屋移籍以降初先発させるなど、17日に行われたリーグ第2節のFC東京戦から先発メンバー2人を入れ替えてこの一戦に挑んだ。

 まずは前半21分、名古屋は左サイドで玉田が倒されて得たFKを自らゴール前に低いボールを蹴りいれる。このボールをゴール前混戦の中、闘莉王が左足でトラップし、右足で押し込んだ。試合を優位に進めていた名古屋が先制に成功した。

 しかし前半29分、名古屋は自信のあるハイボールに対する守備から失点してしまう。左から入ったクロスボールをDFパトリック・ズワンズワイクに頭で合わされあっさり失点。セントラルコーストに許したファーストシュートを得点され、試合を振り出しに戻されてしまう。

 その後は同点に追いついたセントラルコーストの勢いのある攻撃に苦しむが、GK楢崎正剛の好セーブなどで、何とか1-1で前半を折り返した。

 後半名古屋はなかなかシュートまで持ち込めなかったが、後半14分、左サイドで得たCKのこぼれ球を拾ったMF吉村圭司が左足ミドル。ようやく放った後半ファーストシュートは惜しくもゴール左に外れた。さらに同22分、カウンターから左サイドをFW永井謙佑がスピードで相手DFを振り切りドリブル突破。その流れから最後はゴール中央で待つFWケネディめがけてクロスボールを送るが、決定的チャンスには結びつかなかった。

 名古屋は後半24分、吉村に代えてMF田口泰士を投入。さらに同29分、MF金崎夢生に代えてFW田中輝希を投入。前線をフレッシュにし、勝ち越し点を奪いに行く。

 終了間際、攻めるのは名古屋。しかしなかなかシュートまで持ち込めない。後半43分にはDF阿部翔平に代えて、名古屋での公式戦デビューとなるルーキーMF田鍋陵太を投入するがゴールは遠く、1-1のドローで終了した。 


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