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磐田が王者・柏を完封し2位浮上、前田の公式戦3戦連発弾で公式戦4連勝

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[3.31 J1第4節 磐田1-0柏 ヤマハ]

 ジュビロ磐田がFW前田遼一の公式戦3戦連発となる決勝点で柏レイソルに1-0で競り勝った。2シーズンぶりの3連勝を飾り、ナビスコ杯を含めると公式戦4連勝。開幕から公式戦5試合負けなし(4勝1分)とし、2位に浮上すると、前田も「まだまだここから連勝を伸ばしていきたい」と力強かった。

 右太腿裏痛から3試合ぶりに復帰したDF近藤直也が古巣戦となったDF那須大亮とCBを組んだ柏は前節・清水戦(2-1)で2得点を挙げたDF増嶋竜也がベンチスタート。前線では腰痛から2試合ぶり復帰のFW田中順也がFW工藤壮人と2トップを組み、MF水野晃樹が今季公式戦初先発となった。

 前半16分、左サイドからカットインしたMF菅沼実が積極的にミドルシュートを狙う磐田はその後もMF松浦拓弥が中盤でMF栗澤僚一からボールを奪い、前田に預ける。ドリブルで駆け上がった前田はそのまま自ら左足でシュートを放ったが、GKに阻まれた。

 それでもホームでリズムよく攻撃を仕掛ける磐田が前半26分に先制点。カウンターから前田が右サイドに展開すると、松浦がGKとDFの間に絶妙なグラウンダーのクロスを送り、ファーサイドに走り込んだ前田が左足で難なく押し込んだ。

「(松浦が)いいボールをくれて、僕は合わせるだけだった。パスを出せば、また返ってくると信じて(パスを)出した」。20日のナビスコ杯・C大阪戦(2-1)、前節25日のG大阪戦(2-1)に続く前田の公式戦3戦連発弾で磐田が先制。柏は前半44分、FW工藤壮人のポストプレーからMFレアンドロ・ドミンゲスがスピードに乗ってゴール前に突進したが、シュートはゴール上に外れ、前半は磐田の1点リードで折り返した。

 柏は後半18分、田中と水野に代えてMF澤昌克、MFジョルジ・ワグネルを投入。2人を同時に代え、徐々に反撃を強めた。しかし、後半21分、ジョルジの左CKに合わせた近藤のヘディングシュートは枠外。同26分のレアンドロの直接FKもゴール上に浮いた。

 柏の攻勢に対し、「ハチ(八田)を中心に守備のみんなががんばってくれたおかげ」と前田も感謝した磐田守備陣が粘り強いディフェンスを見せる。柏は後半30分、ジョルジのロングフィードを工藤がおさめ、レアンドロにラストパスを送るが、シュートはGK八田直樹が好セーブ。同31分にはレアンドロのシュートをゴールライン上でMF山本康裕がヘディングでクリアするファインプレーでゴールを死守した。

 柏は後半34分にMF大谷秀和に代えてFWリカルド・ロボを投入し、最後のカードを切ったが、最後まで磐田守備陣をこじ開けられず。0-1の敗戦で17日の浦和戦(0-1)以来、2試合ぶりの零封負けを喫し、初勝利を挙げた前節・清水戦に続く連勝はならなかった。

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