beacon

[ミズノカップIN高知]「技術、フィジカルが身についていてもメンタリティーがないとダメ」高知大に1-4敗戦のC大阪U-18は「受けた」前半を反省

このエントリーをはてなブックマークに追加

[3.31 ミズノカップIN高知 C大阪U-18 1-4高知大 春野球]

「ミズノカップU-18 IN 高知2012」予選リーググループA最終戦、高知大にセレッソ大阪U-18(大阪)が挑んだ一戦は高知大が4-1で快勝。高知大は3戦3勝でグループ1位となったが、オープン参加のため、4月1日の準決勝には2勝1敗でグループ2位のC大阪U-18が進出する。

 MF竹内宏次朗(新4年=エストレラ姫路FCユース)、 CB山部晃(新4年=作陽高)ら高知大はメンバーの半数以上がデンソーカップチャレンジ中国・四国選抜メンバー。エースFW南野拓実(新3年)ら負傷者を多数抱えるC大阪U-18だが、昨年末のJユースカップ準優勝メンバーのMF岡田武瑠(新3年)やMF丸岡満(新2年)らを中心に大学生と戦った。

 ただ大熊裕司監督が「技術だったり、フィジカルが身についていてもメンタリティーがないとダメ。前半は明らかに受けになっていた。自分たちで変えていかないといけない」と指摘したように、前半は相手にペースを握られてしまい、自分たちのよさを出せないまま失点を重ねてしまう。FW福本圭(新年=備前緑陽高)に先制ゴールを奪われるとFW有馬潤(新2年=宇和島東高)に2点目を奪われるなど、苦しい展開となった。

 それでも、ボールホルダーに対して厳しく当たることのできた後半は建て直し、右サイドから仕掛けたMF長谷川将(新3年)がクロスを警戒する相手の逆を突いて豪快なシュートをゴールへ叩き込む。また「(前半から)大学生相手に臆さずにやっていた」と指揮官が目を細めた丸岡が169cmの小さな身体で大学生に競り勝つなど、それぞれが特長を出した戦いぶりで内容のある試合を演じた。プロ予備軍の彼らはよりレベルの高いトップチームの練習に混じっても、物怖じせずにベストパフォーマンスをすることを求められる。この日敗戦からひとつ学んだチームはミズノカップ最終日、開始からブレずに自分たちのサッカーを貫く。

[写真]大学生相手に臆せずに戦っていたC大阪U-18の丸岡
(取材・文 吉田太郎)
ミズノカップIN高知2012特設ページ

TOP