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大分が高松の復帰戦を白星で飾り、3連勝!!

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[4.1 J2第6節 大分1-0愛媛 大銀ド]

 連勝中の大分トリニータが、ホームに愛媛FCに1-0で勝利し、3連勝を飾った。田坂和昭監督が「厳しい試合でなかなか自分たちのサッカーできず。相手の良さばかりが目立つ試合だった」と話すように、苦しい一戦だった。それでも、後半11分にDF石神直哉からのCKからMF三平和司が合わせる。このゴールを、全員で守り抜いた。

 立ち上がり、MF前野貴徳のパスからトミッチが強烈なシュートを放ったが、ゴールマウスを捉えることはできない。前半30分にも前野が左サイドから上げたクロスをMF村上巧が折り返し、ゴール前でフリーになったFW有田光希がフィニッシュに持ち込むが、シュートは右サイドネットに外れた。

 前半、愛媛の素早いプレッシングと球際の強さを前に、思うようなプレーができない大分は、後半立ち上がりにもピンチを迎える。後半2分、MF大山俊輔からのパスを大分DFラインの背後で受けた有田がGK清水圭介と1対1の局面を迎えるが、ミートできずにGKの正面に収まった。

 ほとんどチャンスをつくれていなかった大分だが、後半11分に石神のCKにゴール前でDF関根永悟のマークを外した三平が決めて、大分が先制する。鮮やかなヘディングゴールを決めた三平だが「伝説のキッカーが、僕が立っているだけでもいいようなボールを上げてくれました」と、神奈川大の先輩に感謝を述べた。

 その後も試合の主導権を握る愛媛は、ピッチの幅をうまく使いながらボールを動かしていく。後半22分にトミッチからの柔らかいボールをMF赤井秀一がボレーで叩いたが、シュートはゴールマウスを大きく外れて行った。同26分にも右サイドの大山のクロスに有田が飛び込むなど、惜しいチャンスをつくる愛媛だが、得点を挙げることができない。

 後半39分には大分がFW高松大樹をピッチに送る。昨季、F東京に期限付き移籍していたストライカーが、1年4カ月ぶりに大分の選手としてピッチに立ったことで、スタジアムは大いに沸いた。直後の同40分には、高松のシュートがDFに当たったところをFWチェ・ジョンハンが流し込もうとしたが、ゴール前に戻った前野がゴールラインを越える前にクリアーし、追加点を挙げることはできなかった。

 試合はこのまま、大分が虎の子の1点を守り抜き3連勝を飾った。愛媛は、大分以上に多くのチャンスをつくりながらも、決定力不足とセットプレーからの失点に泣くこととなった。

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