[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ][4.1 ミズノカップIN高知準決勝 C大阪U-18 0-5香川西 春野球]
　
　復帰後即結果を出した。香川西(香川)のMF箱崎裕也(新3年)は股関節と左ふくらはぎ痛明けで今大会初出場。だが、1年時から公式戦を経験してきたMFはわずか1試合の出場でその実力の高さを大会関係者たちに印象付けた。

　右MFとして先発した箱崎はスピードとボールを失わない技術で存在感を示すと、後半には右クロスでMF佐々木雄帆(新3年)の先制ゴールをアシスト。さらにFW近藤義剛(新3年)へカウンターなどから2度スルーパスを通して計3アシストを記録した。

　怪我から復帰初戦ということもあり、前半のみの出場予定だった。だが「監督にできると言って、いけるところまでいった」という箱崎は志願の出場だった後半に3アシスト。決勝は今後のことを考慮して欠場したが、大会関係者たちもその実力を賞賛していた。「個人としては今回のような舞台で結果を残すこと。チームとしては選手権ベスト8です」。決勝では不在だったミズノカップ優勝の立て役者は、プリンスリーグや総体、選手権ではチームの柱としてフル回転する。
　
(取材・文　吉田太郎)

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