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18歳FW榊V弾!札幌が今季公式戦初勝利!

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[4.4 ナ杯第2節 横浜FM1-2札幌 三ツ沢]

 ナビスコ杯グループリーグ第2節、B組の横浜F・マリノス対コンサドーレ札幌戦はFW大島秀夫とFW榊翔太のゴールによって札幌が2-1で制し、今季公式戦初勝利を飾った。

 4シーズンぶりに復帰したJ1では4戦未勝利、勝ち点1と苦しんでいる札幌がナビスコ杯で今季初勝利を挙げた。後半ロスタイム、1点を追う横浜FMは右CKのチャンスにGK六反勇治も前線へ上がって同点ゴールをもぎ取りに来た。そして48分には混戦からDF富澤清太郎が決定的なシュート。だがこれをゴールライン上でDFがクリアした札幌は、3連続CKなど横浜FMの怒涛の反撃を全員で防ぎきり、サポーターたちとともに凱歌を上げた。

 前半での2得点で優位に立った。前半6分、ディフェンスラインでボールコントロールしようとした横浜FMのDF青山直晃が芝に足をとられて転倒しまう。このミスを逃さずにインターセプトした札幌FW大島秀夫が独走。GKとの1対1から冷静に相手の動きを見極めてゴール右へ先制ゴールを流し込んだ。

 右サイドから個人技で仕掛けたMF前貴之やビッグセーブでゴールを守るGK高木貴弘の奮闘に支えられた札幌はさらに前半ロスタイム、カウンターから左サイドを駆け上がったDF日高拓磨がディフェンスラインの背後にアーリークロス。これに走り込んだ榊は浮き球を胸でコントロールすると、「GKが出てくるのが見えたので慌てたけれど、頭で決められてよかった」とGKと交錯しながら勇気のあるヘディングシュートでゴールへと押し込んだ。

 消極性なプレーが何度か見られるなど、2点ビハインドで前半を折り返した横浜FMは後半開始からMF兵藤慎剛とFW松本翔を同時投入。23分にはFW齋藤学のドリブル突破から、ラストパスを松本翔が右足でゴールへ押し込み1点差に迫る。この後も齋藤のドリブルシュートなど果敢に同点ゴールを目指す横浜FMイレブン。今季J1の成績が2分2敗でナビスコ杯も未勝利のチームは必死の形相でゴールへと押し寄せる。後半はシュート数11対1と圧倒した横浜FMだが、奈良竜樹と櫛引一紀の18歳CBコンビを中心とした札幌守備陣から1点を奪えずに敗戦。それでも試合後インタビューで樋口靖洋監督は「ゴールへ向かう姿勢、球際は今シーズンで1番トライしていたと思う。この後半の姿勢をひとつのきっかけにしたい」。内容以上に気迫を感じられた後半をリーグ戦の勝利につなげる。

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