beacon

清武PK&ボギョン2発!!C大阪が大宮に完勝

このエントリーをはてなブックマークに追加

[4.7 J1第5節 大宮 0-3 C大阪 NACK]

 J1第5節が各地で行われた。NACK5スタジアムでは13位の大宮アルディージャと7位のセレッソ大阪が対戦。試合は後半8分にMF清武弘嗣のPKで先制したC大阪が、その後もMFキム・ボギョンが2ゴールをあげて順調に加点。3-0で勝利した。

 大宮のシステムは4-2-3-1。前節、3月31日の名古屋戦(1-1)から先発メンバー1人を入れ替え、MF上田康太に代えてMF渡邉大剛を起用した。負傷のU-23日本代表MF東慶悟に代わってトップ下にはMF金久保順が入った。一方のC大阪もシステムは4-2-3-1。前節仙台戦(1-2)からはDFラインに修正があり、DF藤本康太が出場停止から復帰し、左SBには昨年11月に左膝半月板縫合手術を受けたDF高橋大輔が、昨年7月23日の清水戦(4-0)以来、259日ぶりの復帰を果たした。左ふくらはぎに違和感を覚え、出場が危ぶまれていた清武もスタメンに名を連ねた。

 立ち上がりはお互い慎重に入った。ファーストシュートは大宮。前半7分、MFチョ・ヨンチョルが左サイドから中央に切り込んで右足でミドルシュートを狙ったがGKキム・ジンヒョンが正面でキャッチ。対するC大阪も同10分にMFキム・ボギョンがミドルシュートを放ったが、こちらもGK北野貴之がキャッチした。

 試合は淡々と流れたが、C大阪は前半21分、FWケンペスが中央をドリブルで突破。PA外から左足でゴールを狙ったがGK北野が指先で弾きだし、ゴールラインを割った。さらに同34分、右サイドからMFブランキーニョがFKを蹴りいれ、ニアでケンペスが頭で合わせたが、これも北野に弾かれ、ゴールラインをなかなか割れない。

 一方、大宮はなかなかゴール前まで持ち込めない。前半最大のチャンスは27分、DF下平匠がゴール前にロングボールを蹴り入れる。セットプレーの流れからゴール前に残っていたDF菊地光将がワントラップでボールを収め、左足でシュートを放つが右に外れていった。お互いスコアを動かすことが出来ず。前半を0-0で折り返した。

 後半は一方的な展開となった。まずは4分、左サイドからのケンペスがクロス。これは中でブランキーニョがうまく合わせることは出来なかったが、同8分、ゴール前混戦になったところで大宮DF渡部大輔がPA内でファウルを犯してしまいC大阪はPKを獲得する。これをMF清武弘嗣がゴール右隅に蹴り込み先制に成功する。さらに攻勢を仕掛けるC大阪は、その2分後にもMFキム・ボギョンがゴール前でワンタッチで合わせて追加点をあげた。

 一気に2点のビハインドを背負った大宮は後半12分に渡部に代えて上田を投入。上田はボランチに入り、渡邉が右SBに下がった。しかし、決定的チャンスを作り出すことが出来ない。

 さらにC大阪は、後半22分にブランキーニョのパスを右サイドでボールを受けたキム・ボギョンが右足で豪快に蹴り込んだ。3-0とし、試合を決定づけた。

 C大阪は後半25分にブランキーニョに代えてMF柿谷曜一朗を投入。柿谷はそのままトップ下に入った。対する大宮も同32分に金久保に代えて高さのあるFW長谷川悠を投入。MFカルリーニョスをトップ下に上げて、なんとか得点を奪いに行く。しかし最後までC大阪DFを崩すことは出来ない。

 C大阪は後半37分にケンペスに代えてFW播戸竜二を投入。同39分には清武に代えてFW永井龍を投入。3枚のカードを使いきり、落ち着いて終盤を戦った。

 試合はこのまま3-0で終了。C大阪は快勝で今季3勝目を挙げた。一方の大宮はホームでまたしても勝つことが出来なかった。

TOP