[4.8 J2第7節 岡山1-0松本 カンスタ]

　ファジアーノ岡山は、ホームで松本山雅FCと対戦し、1-0で競り勝った。岡山はJ2参戦4シーズン目にして初の3連勝。一方の松本は4試合連続無得点で4戦勝ちなし(1分3敗)と苦しい戦いが続いている。

　連勝中の勢いそのままに、岡山がチャンスを確実にゴールにつなげた。前半24分、スルーパスに反応したMF服部公太が左サイドからゴール前に進入し、ダイレクトで折り返す。ニアに飛び込んだFW川又堅碁が確実に左足で合わせ、先制点を奪った。前節・徳島戦(2-1)の決勝点に続く2試合連続ゴールに「服部公太さんからいいボールが来たので、合わせるだけでした」と感謝した。

　結果的には1得点に終わった岡山だったが、川又の突進力を生かし、迫力のある攻撃を続けた。対する松本は失点後の前半27分にFW弦巻健人が遠目の位置からシュートを放つも得点を奪えず。パスをつなぎながら岡山ゴールに迫ろうとしたが、試合を通して決定的場面はほとんどつくり出せなかった。

　クラブ史上初の3連勝にホームのカンスタは試合後、お祭り騒ぎだったが、川又は「今日のパフォーマンスじゃダメ。(もっと)コンディションとパフォーマンスを上げていきたい」と気を引き締める。点差以上の完勝をおさめた岡山だったが、この貪欲な姿勢がチームのさらなる上昇も予感させた。