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高木1G1A&大前2発、静岡ダービーは清水が制す!!磐田は今季初黒星

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[4.14 J1第6節 清水3-2磐田 アウスタ]

 “静岡ダービー”は清水エスパルスが制す!!連勝中の8位・清水はホームで4位・ジュビロ磐田と対戦し、3-2の逆転勝利を収めた。前半12分に失点したものの、FW高木俊幸が1得点1アシストの活躍をみせると、U-23日本代表候補FW大前元紀の2得点もあり、今季初の3連勝を飾った。一方の磐田は今季公式戦7戦負けなし(5勝2分)だったが、初黒星を喫した。

 清水は前節から先発2人を入れ替え、DF平岡康裕とMF枝村匠馬が先発した。対する磐田は清水対策で前節の仙台戦(2-2)から先発3選手を変更。DF千代反田充がリーグ戦初先発を果たすと、左SBでは山本脩斗。中盤にはMFロドリゴ・ソウトが入った。

 ここ3戦無失点の清水だったが、前半12分に早くも失点を喫してしまう。DF駒野友一の左CK、ファーサイドのDFチョ・ビョングクに飛び込まれると、ヘディングシュートを叩き込まれた。磐田のファーストシュートを得点につながれ、0-1とリードを奪われる。

 追いつきたい清水は前半29分、早くも1枚目の交代カードを切る。DF吉田豊に代わって、MF河井陽介とピッチへ送る。押し込まれていた右サイドへ早くもテコ入れ。河井が右SBを務めた。その後、清水は若手が前線で躍動。前半40分には高木のサイドチェンジから、右サイドのFW大前元紀がシュート。わずかにポスト左へ外れた。

 しかし前半終了間際のロスタイム1分、早い時間の交代がここに来て功を奏した。河井の右クロスに高木が走り込み、ダイビングヘッド。勢いよく叩き込み、1-1に追いついた。そのまま前半を折り返す。

 後半に入っても清水の勢いは止まらない。すると後半3分、高木の左クロスに飛び込んだ大前がダイビングヘッド。大前の今季初ゴールが決まり、2-1と差を広げた。流れを変えたい磐田は、後半15分にMF松浦拓弥に代わり、MFペク・ソンドン。同11分にはMF菅沼実に代えて、FW阿部吉朗を送り出す。しかし流れは変えられない。

 対する清水は後半11分に枝村に代え、MF小野伸二。同38分にはFWジミー・フランサに代わって、FW高原直泰をピッチへ送った。同40分には右サイドでパスを受けた高原が思い切りよくシュートを放つ。これはGK八田直樹に止められた。
 
 すると後半43分、敵陣中央でボールを奪うと高原が左サイドを抜け出す。DFを引きつけ、中央へマイナス気味に折り返すと、これを受けた大前がドリブル突破。ついてきた途中出場のMF小林裕紀を突き放すと、PA内で千代反田をかわし、最後はGKを前に倒れ込みながらも必死に流し込む。グラウンダーのボールはゴール内へ転がり込み、清水が3-1とダメを押した。

 終了間際のロスタイム3分には磐田が意地をみせる。左クロスから最後は阿部がヘディングシュート。ポスト右を叩くも、こぼれに詰めていたMF山本康裕がゴール正面から冷静にシュートを決める。3-2で試合は終了。静岡ダービーは清水が制した。

 試合後、1得点1アシストの活躍をみせた高木は「前半、チームとして良くない時間が続いていた。みんなが苦しい中、前半の最後にチームを盛り上げるようなゴールを決めることができて良かった。チームのみんなで取ったゴールだと思う」と胸を張った。また決勝点を含む2得点を決めた大前は、待望の今季初ゴールに「お待たせしました!」と一言。「1点目は俊がいいボールを出してくれたし、2点目はタカさんがDFを引きつけてくれたので」とアシストの2人に感謝していた。

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