beacon

G大阪が0-2からの逆転劇で今季初勝利、監督解任の川崎Fは連敗

このエントリーをはてなブックマークに追加
[4.14 J1第6節 G大阪3-2川崎F 万博]

 ガンバ大阪が今季初勝利!!G大阪はホームで川崎フロンターレと対戦し、3-2の逆転勝利を収めた。今季リーグ戦6戦目にして、待望の勝ち点3を勝ち取った。一時は0-2に突き放されるも、怒涛の攻撃をみせると途中出場の大卒ルーキーMF阿部浩之が決勝点を決めた。松波正信監督にとっても就任後初白星となった。一方の川崎Fは、11日に相馬直樹監督を解任したばかり、望月達也コーチが暫定ながら指揮を執ったが勝利はならず。開幕連勝後の失速で公式戦6戦勝ちなし(4敗2分)となってしまった。

 G大阪はFWパウリーニョとMF明神智和が故障の影響で欠場。MF寺田紳一が2列目右で先発した。川崎Fは前節・F東京戦(0-1)から先発は変わらず。前線ではFWレナトとFW矢島卓郎が先発した。

 試合が動いたのは開始わずか1分だった。中央からのパスワークで川崎Fが崩しにかかる。矢島からMF中村憲剛へつなぎ、これを受けたレナトが左サイドへ展開。抜け出たDF小宮山尊信が左クロス。飛び込んだDF田坂祐介がヘディングシュートを叩き込み、川崎Fが先制に成功した。

 さらに前半30分には川崎Fが追加点。中村の右CKにファーサイドでフリーのFW小林悠が合わせ、ヘディングシュートを決めた。0-2と差を広げる。なんとか追いつきたいG大阪は、前半終了間際のロスタイム1分。意地のゴールを奪う。MF遠藤保仁のFKはDFにクリアされるも、こぼれを展開。DF藤春廣輝のパスに飛び出したDF今野泰幸が左クロス。ゴール前混戦からDF中澤聡太が頭で押し込み、1点を返した。川崎Fリードの1-2で前半を折り返した。

 迎えた後半。ここからG大阪の反撃が始まった。後半14分には寺田に代わってMF二川孝広、同22分にはFWラフィーニャに代わり、MF阿部浩之をピッチへ送った。すると直後の22分、中央で遠藤からのパスを受けた倉田が左サイドへスルーパス。走り込んだ藤春がクロスを上げる。これに合わせて詰めていたFW佐藤晃大が右足シュート。G大阪が2-2に追いついた。

 勢いづいたG大阪は後半29分、ついに逆転に成功した。遠藤から右サイドへのロングボール。DF加地亮へのパスが一度は小宮山に奪われるも、粘った加地が奪い返し、右サイドを駆け上がる。蹴り込んだ右クロスから最後は阿部が左足シュート。低い弾道のシュートはゴールネットへ吸い込まれた。ルーキー阿部のプロ初ゴールでG大阪が3-2と逆転した。

 一方の川崎Fは、2-2となってからMF楠神順平とFW小松塁をピッチへ送ったが流れは変えられず。逆転されて迎えた後半42分にはベテランMF山瀬功治を送り、中盤からゲームを落ち着かせようとしたが、結局3-2で試合は終了。逆転勝利を収めたG大阪が今季初勝利を手に入れた。

 試合後、決勝点を決めた阿部は「初勝利に貢献できて嬉しかった。松波さんにも点を取ってこいと言われ、絶対に点を取ろうと思って試合に出ました」とコメント。「試合に出て勝てたのは初めてだったので良かった。ここまで足踏みが続いていたので、ここから頑張りたい」と力を込めた。

TOP