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内田篤人と同級生の多々良がJ初ゴール、松本が3発快勝で2勝目

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[4.15 J2第8節 熊本0-3松本 水前寺]

 J2初参戦の松本山雅FCが今季最多の3得点を挙げ、5試合ぶりとなる2勝目を飾った。ロアッソ熊本を終始圧倒しての3-0完勝。最近4試合連続無得点で4戦勝ちなし(1分3敗)と苦しんでいたが、J初勝利を挙げた3月17日の北九州戦(1-0)以来となる勝ち点3を手にし、アウェー初勝利をおさめた。

 序盤から熊本を押し込み、チャンスをつくり続けた。前半39分、ハーフウェーライン付近からのFK。MF喜山康平がゴール前に放り込むと、DF多々良敦斗が競り勝って頭で折り返し、ゴール前のFW塩沢勝吾がヘディングで押し込んだ。

 チームとして5試合ぶりの得点は、06~08年に水戸に所属していた塩沢にとって07年12月1日の札幌戦以来、5シーズンぶりとなるJリーグでのゴール。「頭が真っ白になるぐらいうれしかった。多々良選手がしっかり折り返してくれて、僕は押し込むだけだった。やっと取れて、ホッとしました」と喜びを爆発させた。

 前半のシュート数は6本対1本。松本の1点リードで折り返すと、後半も試合の主導権を握り続けた。すると後半27分、MF玉林睦実の縦パスをFW船山貴之が頭で落とし、FW弦巻健人がPA内に進入。弦巻はシュートを打ち切れなかったが、DFのクリアが中途半端になったこぼれ球をMF鐡戸裕史が左足で蹴り込み、待望の追加点を奪った。

 熊本出身の鐡戸は地元でうれしいJ初ゴール。さらに後半31分には鐡戸の右CKを多々良がフリーでヘディングシュートを突き刺し、3-0と突き放した。日本代表DF内田篤人(シャルケ04)と清水東高時代の同級生でもある多々良は静岡産業大をへて10年から松本に所属。念願のJリーグの舞台で初ゴールを記録し、チームの勝利に貢献した。

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