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20歳FW有田が今季4点目!愛媛4発で今季アウェー戦初勝利

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[J2第10節 鳥取0-4愛媛 とりスタ]

 愛媛FCがFW有田光希の先制ゴールなど今季最多タイの4ゴール。4-0でガイナーレ鳥取に快勝した。

 2試合連続無得点だった愛媛が4発快勝で今季アウェー戦初白星を飾った。0-0で進んだ試合を動かしたのは、神戸から期限付き移籍1年目でゴールを連発している20歳FW有田だ。前半37分、愛媛は相手の左CKからカウンター攻撃を繰り出すと、中央突破したMF前野貴徳が右前方へ出したラストパスを有田が右足でゴール左隅へと流し込んだ。

 前節の熊本戦は、有田の3本を含めシュート12本放ちながらも無得点でスコアレスドロー。有田はヒーローインタビューで「前節は攻撃の形はできていたが、自分含めてフィニッシュの精度が低かった。きょうは最初のチャンスで決めようと思っていた」と振り返っていたが、横浜FMへ復帰したU-23日本代表FW齋藤学に代わる期待のエース候補は、言葉通りに訪れた決定機でしっかりと今季4得点目となるゴールを押し込んだ。

 バルバリッチ監督も試合後に「非常にいいプレーをしながら勝ち点3につながらない試合があった。(きょうの勝利は)選手たちの自信になると思う」と讃えていたようにこの日の愛媛は内容良く、前半から今季新加入のクロアチア人MFトミッチや有田を中心にポゼッション、攻守の切り替えの速さで相手を上回っていたチームは後半さらに加速する。

 まずは1分、右サイドからショートパスをつなぐと最後はトミッチが右足でJ初ゴール。さらに7分にはゴール前のこぼれ球に反応したMF東浩史が今季初ゴールを押し込む。止まらない愛媛は後半25分にも左サイドのMF小井手翔太からのラストパスをMF赤井秀一が右足で合わせて4点目。指揮官が指摘した通り、内容と結果が結びついていなかった愛媛だが、今後へ向けて弾みをつける快勝となった。

 一方、今季わずか1勝で最下位に沈んでいる鳥取は、後半8分から投入されていた39歳の元日本代表MF岡野雅行がスルーパスに反応して右足シュートを放つなど反撃。終盤は連続攻撃で愛媛を押し込むと、ロスタイムに意地の1点を返した。MF美尾敦の強烈な左足ミドルは愛媛GK秋元陽太に阻まれたが、こぼれ球を岡野がクロスバー直撃のヘディングシュート。この跳ね返りを交代出場のコスタリカ代表FWケニー・クニンガムがゴールへ押し込んでJ初ゴールを決めた。1-4で敗れた鳥取はこれで6戦連続未勝利。その間5敗を喫しているが、4試合ぶりに挙げた1点を必ず次戦につなげたい。

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