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2戦2ゴールの石原「次の試合も期待して」

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[3.25 ナビスコ杯GL第1節 大宮2-1新潟 NACK]

 大宮アルディージャのFW石原直樹がナビスコ杯開幕戦・アルビレックス新潟戦で、リーグ第3節(ヴィッセル神戸戦)に続き、2戦連発でゴールを決めた。

 1-1の同点に追いつかれた後半37分、右サイドのDF土岐田洸平がPAにクロスを蹴り込むと、「自分では打てなかったから落とすしかなかった」というFW藤田祥史がヘディングでPA右の石原に落とす。石原は身体を反転させてDFをかわすとそのまま右足でフィニッシュした。「(ゴールの)イメージは出来ていた。トラップしてボールを止める前にシュートを打たないと入らないと思ったし、(雨で)スリッピーだったので蹴れば何かが起きると思った」。自分の直感に従って放ったゴールは、ホームでの初勝利を掴む貴重な勝ち越し弾となった。「1-1の同点にされても0-0の気持ちでゴールを目指していた」という石原は、後半32分にも右からのクロスをヘディングで強襲。前半はシュートこそなかったものの、2トップの相方であるFW市原雅彦にスルーパスを送りGKと1対1となる決定機を演出した。

 石原の活躍には張外龍監督も満足顔。「石原は特に攻撃に関しては貢献度が高かった。攻守に渡って良い働きをしてくれた」と褒め称えた。2戦連続ゴールを決めた石原は上り調子。チームはこの勢いのまま、29日のナビスコ杯第2節・大分トリニータ戦を迎える。3戦連続ゴールについても「次の試合も期待してくれて大丈夫です」。J1でも十分戦える手応えを掴み、胸を張った。

<写真>大宮FW石原
(取材・文 山口雄人)

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