beacon

大宮はパクが来日初ゴールも決定力欠き金星逃す

このエントリーをはてなブックマークに追加

[5.24 J1第13節 大宮1-1浦和 埼玉]

 大宮アルディージャはDFパク・ウォンジェの幸運なJリーグ初ゴールで先制したが、前節16日の名古屋戦(1-1)に続いて追いつかれてのドローとなった。

 前半8分、MF金澤慎が左サイドにロングフィードを送ると、パクがドリブルで山田暢をかわし、左足でグラウンダーのクロス。これがDF坪井慶介に当たって方向が変わり、ゴールマウスに吸い込まれた。

 「自分の意図したゴールではなかったけど、結果的に入ってよかった」。そう照れ笑いしたラッキーゴール。だが、この先制点によって守ってカウンターという戦い方が鮮明になった。

 DFラインと中盤に4人ずつが並ぶコンパクトなゾーンディフェンスを保ち、攻めあぐねる浦和のパス回しをカットしては速攻に転じた。前半25分にFW藤田祥史、後半7分にもMF土岐田洸平がそれぞれカウンターから決定機を迎えたが、ともにゴールの枠を捉えきれない。突き放すチャンスはあっただけに、悔やまれる引き分けだった。

 とはいえ、後半20分にはMF原口元気のシュートがポストに当たり、後半ロスタイムのFWエジミウソンの決定的なシュートもクロスバーに救われた。土岐田は「自分の(シュート)は決めないといけないやつだけど、最後、向こうのシュートがバーに当たったり、決定的なピンチもあった。1-1という結果はきょうの内容からしたら妥当かなと思う」と複雑な表情を見せていた。

<写真>来日初得点を決めた大宮FWパク・ウォンジェ(14番)とそれに駆け寄るFWデニス・マルケス
(取材・文 西山紘平)

TOP