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新加入ラファエルが同点弾を演出、大宮は外国人2トップに手応え

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[8.16 J1第21節 大宮1-1磐田 熊谷陸]

 大宮アルディージャは試合の主導権を握りながら、悔やまれる勝ち点1となった。前半から優勢に試合を進めたが、前半25分、ジュビロ磐田のMF西紀寛に豪快ボレーを叩き込まれ、先制点を献上。すると、後半開始から190cmと長身の新外国人FWラファエルを投入。これがズバリ当たった。

 後半12分、MF藤本主税の右クロスにラファエルが飛び込むと、これが相手DFのオウンゴールを誘い、同点に追いついた。Jデビュー戦となったラファエルはその後もMF橋本早十の右FKからオーバーヘッドを狙うなど存在感をアピール。後半27分には負傷から復帰のFWドゥドゥも途中出場し、外国人2トップがチームをけん引し、磐田を押し込んだ。

 大宮の張外龍監督は試合後のインタビューで「ラファエルとドゥドゥが入って、ボールがおさまるようになった。攻撃のオプションが今後増えると思う」とコメント。前回の対戦では教え子のFWイ・グノに2得点1アシストを決められたが、この日はきっちり封じ込め、「向こうの得点源である前田とグノを抑えたディフェンスもよかった」と試合内容には手応え十分の様子だった。

 一方、西のスーパーボレーで勝ち点1を拾った格好の磐田の柳下正明監督は「大宮さんにいい守備をされて、チャンスをつくれなかった。勝ち点1を取れたことを良しとしないといけない」と話していた。

(文 西山紘平)

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