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柏FW工藤は公式戦4戦連発はならずも「感覚は悪くない」

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[4.9 ACL第4節 柏0-0水原三星 柏]

 公式戦3試合連続2得点。いま最も乗っているストライカーとして注目を集めるFW工藤壮人だが、柏レイソルの2年連続AFCチャンピオンズリーグ(ACL)16強入りを決めることはできなかった。

「相手はひとつも落とせない状況で、気持ちが入っていた。(柏も)勝ちにいくつもりで(試合に)入った。決めきりたかった」。チームを牽引することを自負する背番号「9」は、悔しさを滲ませた。

 公式戦3試合で12得点と好調な柏の攻撃陣だが、この日は司令塔のMF{{レアンドロ・ドミンゲス}が欠場。レアンドロのいない柏の攻撃は、迫力を欠いた。相手のFW鄭大世も「レアンドロがいれば、柏はもっといいチーム」と語るほどだ。しかし、12得点の半分をたたき出している工藤は、レアンドロ離脱による苦戦を否定した。

「いいチャンスは作っていた。レアンドロがいてもいなくても、チャンスの数はそう変わらないし、いないことで全員でハードワークして補えていた」

 レアンドロの定位置である右の攻撃的MFでスタメン出場していたMF茨田陽生が、後半16分にFWクレオと交代。クレオがツートップの一角におさまり、代わりに工藤が右の攻撃的MFへ。攻守にわたって水原を完封することに貢献した。

 チームは公式戦6試合ぶりの無得点となり、自身も公式戦4戦連発とはならなかったが、「チームとして攻撃(の内容)はポジティブにとらえたい。個人的に、感覚は悪くない。次の試合では決めたい」と前向きに語った工藤。4日後にせまるリーグ戦に向けて、ゴールを誓っていた。

(取材・文 奥山典幸)
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