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アジア王者・浦和がACL本戦出場決定! 加入後初先発・中島翔哉が2発に絡む活躍、日本人DF所属の理文とのPO制す

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初先発のMF中島翔哉が2得点に絡む活躍

[8.22 ACLプレーオフ 浦和3-0理文 埼玉]

 AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)は22日にプレーオフを行った。前回王者・浦和レッズ理文(香港)と対戦し、3-0で勝利。加入後初先発のMF中島翔哉が2得点に絡み、前半3分にMF小泉佳穂が、同6分にFW興梠慎三がゴール。後半アディショナルタイムにはMF関根貴大がダメを押した。

 アジア王者としてプレーオフ出場権を掴んだ浦和が連覇を目指す。先発を5人変更し、DF岩波拓也、DF荻原拓也、加入後初スタメンの中島、MF安居海渡、興梠を起用。4-2-3-1の布陣を敷く。GKは西川周作、4バックは左から荻原、DFマリウス・ホイブラーテン、岩波、DF酒井宏樹。ボランチは安居とMF伊藤敦樹。2列目は左から小泉、中島、MF大久保智明で、1トップは興梠が入った。

 序盤から中島が起点となり、ゴールが決まる。前半3分、大久保が中盤でボールを奪い、パスを受けた中島がPA右にパス。深い位置に入り込んだ大久保が折り返し、ファーサイドの小泉が先制ゴールを押し込んだ。さらに同7分に追加点。中島が右サイドで起点となり、パスを受けた酒井が右足でクロスを上げる。ファーサイドの興梠が巧みなヘディングシュートを決め切り、2-0と点差を広げた。

 余裕を持って試合を運ぶ浦和に対し、理文も反撃を仕掛ける。前半17分には日本人DFが果敢に攻め立てる。岐阜工高からモンテネグロに渡り、昨シーズンから理文に加入したDF立花稜也が左サイドからドリブル突破。積極性を見せるが、味方に攻撃はつながらない。

 浦和はその後も中島を起点に、小泉や大久保が好連係を見せる。しかしダメ押しの3点目は奪えないまま、前半を2-0で折り返した。ハーフタイムでは2枚替え。伊藤と興梠を下げ、MF柴戸海とFWブライアン・リンセンを出場させた。

 後半はリンセンが最前線に張り、浦和の攻撃をけん引する。しかし決定機を決め切れない。後半21分には交代カードを切る。2ゴールに絡んだ中島に代えて関根がそのままトップ下に入った。徐々に守勢に回る浦和だが、自陣内で守備陣が奮闘。後半25分には岩波が体を張ってシュートブロック。同26分にはFWエベルトン・カマルゴに強烈な左足シュートを打たれるが、GK西川がセーブした。

 後半28分、浦和は大久保を下げ、MF明本考浩を出場させる。後半アディショナルタイムにはリンセンが右サイドから折り返し、最後は関根がダイレクトでダメを押した。

 試合はそのまま3-0で終了し、浦和が勝利。プレーオフを制した浦和は9月から始まるグループリーグ進出が決定した。

(取材・文 石川祐介)
●ACL2023-24特設ページ
石川祐介
Text by 石川祐介

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