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浦和のACL敗退が確定…勝利必須のGL最終節でハノイに敗戦

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FWブライアン・リンセン

[12.6 ACLグループJ第6節 ハノイ 2-1 浦和 ハノイ]

 AFC アジアチャンピオンズリーグ(ACL)は6日、グループリーグ第6節を行った。J組に所属する浦和レッズは敵地でハノイと対戦し、1-2で敗戦。前回王者は2位で確定したものの、他グループ2位4チームより勝ち点で下回るため、グループリーグ敗退が確定した。

 すでに浦項スティーラーズ(韓国)が首位通過を決めているため、浦和は2位を目指す。たとえ2位でも東地区5グループの2位のなかで上位3チーム以内に入らなければ決勝トーナメント進出はできないが、まずは勝ち点3を手にし、他会場の結果を待つことになる。

 早い時間帯での得点がほしい浦和は前半6分に大きなチャンスを得る。左CKをMF岩尾憲が蹴り、ファーサイドのFWアレックス・シャルクが足でボールを上げると、DFダオ・バン・ナムの左腕に当たる。ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入から主審がモニターで確認した結果、相手のハンドが認められ、浦和がPKを獲得した。

 キッカーはPK名手のDFアレクサンダー・ショルツ。だが、ゴール右隅への右足シュートはGKグエン・バン・ホアンのセーブに遭う。決定機を決め切れず、先制することはできなかった。

 その後もMF安居海渡が鋭いシュートで相手ゴールを脅かすも、浦和は前半のうちに得点を挙げることはできず、前半はスコアレスで折り返した。ハーフタイムに2枚替えを敢行。岩尾とMF小泉佳穂を下げ、MF伊藤敦樹とMF大久保智明が入った。

 残り後半45分間で得点を奪いたい浦和だったが、後半8分に返り討ちに遭う。ハノイの左CKをDFダミアン・ルタレクに頭で押し込まれるも、GK西川が好反応でセーブ。しかし、こぼれたところをバン・ナムに決め切られ、先制ゴールを奪われた。

 浦和は後半15分に再び2枚替え。MFエカニット・パンヤとシャルクに代えて、MF関根貴大とFWホセ・カンテを投入した。

 すると流れを変えた浦和は早い時間帯で追いつく。後半20分、右サイドのDF荻原拓也が相手のマークを外しながら左足でクロス。相手の最終ラインの裏からゴール前に抜け出したFWブライアン・リンセンが冷静にゴールネットを揺らし、1-1と試合を振り出しに戻した。

 浦和は後半30分、DF大畑歩夢を下げてFW興梠慎三が入る。逆転を狙いたいところで、同38分にまさかの展開。荻原が相手選手を倒してしまい、PKを献上してしまう。FWファム・トゥアン・ハイに決められ、1-2と勝ち越しを許した。

 試合はそのまま終了し、浦和は1-2で敗戦。この時点で浦和は勝ち点7が確定。浦項と武漢三鎮が引き分けたため浦和の2位も確定したが、東地区の残り4グループ2位(いずれも勝ち点8以上)より勝ち点で上回ることができないため、浦和の敗退が確定した。
●ACL2023-24特集
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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