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G大阪が公式戦7戦目で待望の今季初勝利!!遠藤弾&ラフィーニャがPK2発

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[4.3 ACL GL第3節 G大阪3-1ブニョドコル 万博]

 G大阪が今季公式戦7戦目で待望の初勝利!! AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2012のグループリーグ第3節が3日に各地で行われた。E組のガンバ大阪はホームでブニョドコル(ウズベキスタン)と対戦。MF遠藤保仁のゴールで今季初の先制に成功すると、後半にはFWラフィーニャが2つのPKを決め、3-1で勝利を収めた。今季公式戦では6戦勝ちなし(1分5敗)だったが、待望の初白星獲得。また、松波正信監督にとっては就任から公式戦2戦目にして初勝利となった。第5節は4月18日に行われ、G大阪は敵地・タシケントでブニョドコル(ウズベキスタン)と対戦する。

 G大阪は3月31日に行われたリーグ戦の新潟戦(1-1)から先発を2人変更。MF寺田紳一と体調不良から復帰したFW佐藤晃大が先発した。システムは変わらずに4-4-2を採用し、GK藤ヶ谷陽介、DFラインは右から加地亮、中澤聡太、今野泰幸、藤春廣輝。ダブルボランチを遠藤と武井択也が務め、2列目は右に寺田、左に倉田秋。2トップはラフィーニャと佐藤が組んだ。

 この日のG大阪は序盤から果敢に攻めにいく。前半9分、倉田のパスから藤春が左サイドをオーバーラップ。中央への折り返しからラフィーニャがシュートを放つ。DFに阻まれるが、こぼれを拾った武井がミドルシュート。これはクロスバー上方へ外れた。その後も藤春が高い位置を取り、攻撃参加。幾度もチャンスをつくった。

 すると前半14分、G大阪が今季初となる先制点を奪った。遠藤が敵陣左サイドでパスカット。ラフィーニャとのワンツーで前進するとPA手前左から右足シュート。インフロントで蹴り込まれたボールは、ゴール右へ突き刺さった。遠藤の今季公式戦初ゴールでG大阪が先制に成功した。

 しかしその後は押し込まれる時間が続く。バイタルで簡単に持たせてしまうと、ミドルシュートを許す。MFカルペンコやMFカーニーを起点にチャンスをつくられ、守備に時間を割いた。前半30分にはピンチを迎える。左サイドからショートパスをつながれると、最後はPA内左からカーニーがシュート。これは藤ヶ谷がストップしてみせた。対して前半43分には、G大阪がカウンターからビックチャンス。ドリブルで駆け上がったラフィーニャが自ら左足でミドルシュートを狙ったがポスト左を叩いた。前半をG大阪リードの1-0で折り返した。

 後半に入っても、一進一退の攻防が続く。すると後半13分、G大阪がバイタルでのパス交換。遠藤の浮き球パスを走り込んだ倉田がスルー。ラフィーニャがトラップしたボールがDFカリモフの手に当たったとして、PKを獲得した。3日前に行われた新潟戦(1-1)でもPKを決めているラフィーニャは、冷静に左足シュート。ゴール右隅へ流し込み、2点差に広げた。

 後半23分には佐藤に倉田に代えて、MF佐々木勇人をピッチへ送った。すると同32分、相手ボールをカットした佐々木が右サイドをドリブルで仕掛ける。DFに阻まれるが、セカンドボールを拾った佐藤がPA内で倒され、この日2度目のPKを獲得した。ラフィーニャのシュートはGKネステロフに止められるが、相手選手がラフィーニャが蹴る前にPAスポットへ進入したとして、やり直しになる。2度目は豪快にゴール正面へ突き刺し、3-0。ダメ押し弾を決めた。

 3点を決めたG大阪は直後に佐藤に代えて、MF明神智和を投入。4-2-3-1へ変更し、ラフィーニャが1トップを務め、2列目は右から佐々木、遠藤、寺田が入った。ダブルボランチを明神と武井が務めた。その後も果敢に攻めたG大阪だが、後半44分に痛恨の失点。右サイドからカルペンコにロングボールを許すと、途中出場のソリエフにニアサイドからヘディングシュートを決められた。3-1に詰め寄られる。それでも逃げ切り、3-1の勝利。G大阪が今季公式戦7戦目にして、初勝利を挙げた。

 勝利したG大阪だが、この日受けた警告が通算2枚目となったため、次節に敵地で行われるブニョドコル戦は遠藤が出場停止となる。チームの核を欠いての戦いは厳しいものとなりそうだ。試合後、初勝利を手にした松波監督は「監督としてというより、ガンバとしての勝利がうれしい。まだまだ1勝しただけで苦しい状況には変わらない。ここからやっていくだけ」と表情を引き締めた。

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