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“あの事件”以来の再戦…ウルグアイの元キャプテンがチリ側を牽制

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後味の悪さが残った2015年大会

 現地時間6月24日、コパ・アメリカ2019グループC最終節では、エクアドル代表対日本代表の試合と同時刻にチリ代表ウルグアイ代表の首位攻防戦が行われる。

 コパ・アメリカでの両者の対戦で思い出されるのが、2015年大会の準々決勝だろう。試合中、チリのDFゴンサロ・ハラがウルグアイのFWエディンソン・カバーニの肛門に指を突き立てるという挑発行為を仕掛け、報復行為をしてしまったカバーニが退場処分に。この試合を1-0で制したチリが最終的に優勝を飾ったが、ハラは3試合の出場停止処分を受けるなど、後味の悪さだけが残った。

 コパ・アメリカではこの時以来の対戦となるが、ウルグアイの元キャプテンで、2011年大会優勝に貢献したディエゴ・ルガーノ氏が、大会を前にこの件を振り返りつつ、チリ側を牽制した。チリのメディア『ラ・テルセーラ』が伝えている。

 ルガーノ氏はこの時のハラとカバーニの状況について、改めて次のように説明した。

「この時、カバーニの父親が重大な交通事故を起こしていた。エディ(カバーニ)はウルグアイに戻るつもりだったが、その前にこの試合に出場することを決断した。しかしあの試合中ずっと、チリの選手が事故のことを思い出させるような言葉を発してきた。受け入れられないことだ」

 ハラ、カバーニとも今大会のメンバーにも入っており、24日の試合でともに出場すれば、再びマッチアップする可能性もある。しかしルガーノ氏は、この2人に焦点を当てる形でこの試合が注目されるのは不本意だという。

「チリの方々は“指”の件ばかりを大げさに取り上げたがるが、重要視するべきものではない。サッカーの試合ではよくあることだし、正直な話、私も似たような挑発をしたことがある。そういった最低な出来事が時々起こるものだ」

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