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初のCWC出場を喜ぶチェルシーGKチェフ「8年間待ち続けた大会」

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 昨季のUEFAチャンピオンズリーグを制し、初の欧州王者となったチェルシー。チームは8日にプレミア・リーグのサンダーランド戦(3-1)後に移動し、9日の夜に来日した。10日の来日会見でGKペトル・チェフは長旅の疲れも見せずに「しっかりと勝ち続けて、良い結果を残したい」と、クラブW杯への意気込みを語った。

 04-05シーズンに加入して以来、チェルシーのゴールマウスを守り続けてきたチェフにとっても、今回が初めてのクラブW杯となる。悲願の初出場について「この大会に参加できて本当に嬉しいです。ここに来るためには欧州CLに勝たなければいけません。自分自身、この大会に出るために8年も待たなければいけませんでした。このチャンスを生かし、良い結果を出したいと思います」と、大会に参加できる喜びを語り、世界一への意欲を見せた。

 今大会は、ゴールラインテクノロジーが導入されたが、世界有数のGKは「10年近くにわたって導入を求めていた」と、FIFAの判断を喜び、成功することを期待していると続けた。

「歴史的に見ても、この技術があって、得点が決まっていれば、得点が認められていなければ、結果が違ったということはあったと思います。一人の選手として、多少判定に時間がかかったとしても、少し待って、正しい結果が出た方が良い。その方が、あとから本当のことがわかってガッカリするよりもいい。だから、今大会からゴールラインテクノロジーが使われることを喜ばしく思うし、選手にとってメリットになることが示されてほしい」

 同じく準決勝から大会に参戦するコリンチャンスの印象について聞かれたチェフは「大事なのは一歩一歩進むこと。コリンチャンス戦は先のことですし、彼らも次の試合に勝たなければいけない。まず目前のモンテレイとの試合について考えたい」と、目前の試合に集中することが肝要だと語り、「彼らにはアドバンテージがあります。すでに日本に滞在していて、昨日も非常に良い試合をしていました。木曜日に試合をしますが、それまでにできるだけの準備をしたい。そしてコンディションを整えて、良い試合ができるように調整したいと思います」と、準決勝の相手を警戒した。

 チェルシーは13日にモンテレイとの初戦を戦い、16日の決勝進出を目指す。

(取材・文 河合拓)

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