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[EURO]トーレスを警戒するマルダ

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 フランス代表MFフローラン・マルダは、23日に行なわれるEURO2012の準々決勝で対戦するスペインにおいて、チェルシーのチームメイトであるFWフェルナンド・トーレスを警戒していることを認めた。リバプールからチェルシーに加入して以来、トップフォームからは程遠いパフォーマンスを見せていたF・トーレスは46試合に出場して、わずか7得点しか挙げていない。

 それでも、FWダビド・ビジャの負傷欠場を受けて、スペイン代表でプレーする機会を得たF・トーレスは、アイルランド戦で2得点を挙げ、チームにマッチしていることを示した。だからこそ、マルダは脅威を口にしている。

「フェルナンドはシーズンを良い形で終え、高い決定力を見せていた。彼は自分が世界でも有数のストライカーであることを示すという野心に溢れている。EUROはそれを示す絶好の機会だし、それを実現して、より強くなってクラブに戻ることができるだろうね。逆に僕たちにとっては、とても難しい試合になる。前回のEUROと10年W杯を優勝したチームが相手なんだ。なかでも、フェルナンドと対戦するのは大変だね。ズラタン・イブラヒモビッチと再び戦うようなものだよ。フェルナンドは自分で簡単に2点、3点と得点を重ねることができる。加えて、彼は動き回ることで、チームメイトにスペースもつくっている。僕たちにとっては本当に脅威になるし、彼が輝かないように全力を尽くさなければならない」

 フランス代表は、スウェーデンに敗れてグループDの2位となり、スペインと対戦することになった。無敗記録も23試合で止まり、マルダはチームには修正が必要だと話す。

「無敗記録が止まったこと自体はそれほどショックではなかった。むしろ、この無敗記録の終わり方が気になっている。長い間、無敗でいたチームのようには見えなかったからね。南アフリカW杯の敗退から、努力してきた。EUROの出場権を獲得して、準々決勝に勝ち進めるように。普通のチームのように、ただこの大舞台で楽しむためだけにプレーして敗れたことが、ショックだったよ」

 そして、この敗戦を糧にしなければいけないと、マルダは言葉に力を込めた。「全選手が分かっているし、他の人からショックだろうと言われる必要はない。今度はスペイン戦から、どうやって無敗記録を始めるかだ」と、準々決勝に向けて語っている。

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