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内田が今季欧州CL初出場、シャルケは10人の相手に追いつかれドロー

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 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は3日、各地でグループリーグ第2節2日目を行った。DF内田篤人が所属するB組のシャルケ04(ドイツ)はホームでモンペリエ(フランス)と対戦。一時は2-1と逆転するも、退場者を出した10人の相手に追いつかれ、2-2で引き分けた。内田は右SBで公式戦2戦ぶりの出場。欧州CL第1節オリンピアコス戦(2-1)は扁桃炎で欠場していたため、今季の欧州CL初出場を果たした。

 前半11分、早くも内田がチャンスを演出。右サイドから果敢にオーバーラップし、ゴールライン際からマイナスの折り返し。PA内で受けたFWプッキが右足シュートを放つもDFに阻まれた。得点にはつなげない。すると直後の同13分に失点。カウンターから押し込まれ、最後は内田が対応するもFWアイト・ファナにPA左から右足でミドルシュートを決められた。1点を追う展開となる。

 追いつきたいシャルケは前半19分、内田が右サイドからスローイン。受けたプッキがパスを送ると、PA右からMFドラクスラーがシュート。惜しくも枠を外れた。それでも同26分にカウンターから同点弾。敵陣中央でパスを受けたFWフンテラールが前線へスルーパス。抜け出したドラクスラーがワントラップでGKをかわすと、PA右へ流れながら無人のゴールへ右足シュートを決めた。1-1で前半を折り返した。

 迎えた後半8分に再び試合は動く。正面からドリブル突破を仕掛けたドラクスラーがPA内でDFボカリに倒されてPKを獲得する。ボカリは一発退場となり、シャルケは数的有利に立った。獲得したPKのキッカーはフンテラール。オリンピアコス戦ではPKを失敗していたフンテラールだったが、この日は冷静に右下隅へ決めてみせた。シャルケが2-1と逆転に成功した。

 勝ち越したシャルケだったが、先制点に加え、PK獲得の活躍をみせたドラクスラーが負傷交代するアクシデント。PKを獲得した際、着地時に左手首を負傷。担架に乗せられて交代し、代わってMFアフェライが出場した。同21分にはプッキに代えて、MFファルファンをピッチへ送る。同38分には最後の交代枠を使い、ホルトビーに代わりMFバルネッタが出場した。

 その後もアフェライが果敢にミドルシュートを放つなど、シャルケは攻撃の手を緩めない。後半44分には、前線へ内田が絶妙なスルーパス。右サイドへ抜け出したファルファンが中央へ折り返し、ゴール正面でフリーのフンテラールが左足シュートを打つも決めきれなかった。

 すると直後に痛恨の失点。後半45分、相手右サイドからのカウンター。中央へボールを入れられると、最後はPA左からFWカマラにシュートを許す。対応した内田の股間を抜けたボールはGKウンナースタルの指先を抜け、ゴール右へ吸い込まれた。10人の相手に追いつかれてしまい、2-2で試合は終了。シャルケにとっては悔しいドローとなった。


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