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[早スポ]早稲田大vs慶應義塾大 試合後の早稲田大コメント

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[10.14 関東大学1部L第16節 早稲田大1-0慶應義塾大 麻溝]

●DF畑尾大翔主将(4年=F東京U-18)
―大学サッカー生活最後の早慶戦はいかがでしたか
「今季2勝していましたが、これまでの3年間を考えるとまだまだ借りは返せていないですし、きょう勝ってようやく少しは借りが返せるんだという気持ちだったので、とにかく勝てて良かったです」

―チャンスを多く作り出した中で、なかなか追加点が奪えないことに対して焦りはありましたか
「早慶戦は何が起こるか分からないし、追加点が取れなくてもぶれずに自分たちのサッカーをやろうということは試合前にも話していました。そういった意識をチームとして共有していたからこそ最少得点でも勝つことができたのだと思います」

―無失点だったことについてはいかがですか
「試合後に山地(翔、政経4=浦和ユース)とも『いつ以来の無失点だろうね』という話をしていました(笑)。自分たち守備陣はやはり無失点に抑えることが仕事なので、慶大相手のきょうの試合で無失点に抑えられたことは良かったと思います」

―今後に向けて
「連勝していこうと臨んだ前節で最下位の東学大に敗れ、改めて一勝することの難しさを思い知らされました。きょうの試合のように自分たちらしく戦って、ここからまた連勝していけたらと思います」

●MF島田譲(4年=鹿島ユース)
―前節敗れるなど後期は苦しい戦いが続く中で、きょうは無失点での勝利になりました
「前節負けてあとがなくなったし、自分たちとしてもちょっとブレていたところがあったので、全員集めてミーティングをしたり4年生同士で話したりして、もう一回自分たちのやるべきこととか、どうやってチームを良くするかなど、そうやって意思統一ができました。そういう部分でチームがすごくまとまったと思います。きょうの試合も前期の一番良い時や、きょねんのいい時の1点取って守り切るという一番強い時の勝ち方ができたので、そこはすごく良かったなと思います」

―やはり無失点というのは大きいですか
「そうですね、最近はなかなか無失点の試合もなかったですし、その中で点は取れていたのでなんとか勝った試合もあったんですけど、きょうは全体で90分通して粘り強くできたと思うしそこから奪って早くという形もできていたので良かったと思います」

―昨季まで苦しめられていた慶大に今季は3戦全勝です。苦手意識はもうありませんか
「苦手意識はないです。去年までの屈辱というか、自分が入部してからなかなか勝てなかったので、ことしは何が何でも3連勝してこそ借りが返せると思っていたので、全部勝って良かったです。来年にもつながると思います」

―次節はまた下位チームとの対戦になり、優勝のためには取りこぼせない試合が続きますが
「相手が下位とか取りこぼせないということではなくて、きょうの試合もそうだったように、一試合一試合自分たちの力を100パーセント90分間出し続けないと、前節の東学大戦のように勝てなくなってしまうので、90分間自分たちの強みを出し続けてハードワークして、取りこぼさないというかしっかりチャレンジして戦えるようしたいです」

●FW富山貴光(4年=矢板中央高)
―試合を振り返って
「厳しい戦いになるのは予想できたし、その中で1-0で勝てたのは素直に嬉しいです」

―前半早々に先制したがどういうゲームプランをもって臨みましたか
「今季入って2勝していますが、相手もこれまで以上のパワーで臨んでくるというのは分かっていたので、こちらも全力で臨もうとは思いました。早い時間で先制できてよかったです」

―前半にはフリーでヘディングシュートを決め切れないシーンがありました
「良いボールがきて、無人のゴールに決めきれなかったのは自分の実力不足だと思うので、ああいうところで決めて相手の戦意を喪失させるようにしないといけないと思います」

―後半はどのように戦いましたか
「前半と同じように相手の嫌がる裏へ裏へとボールが出せたし、粘りのディフィエンスでワセダらしく戦うことができてよかったです」

―自身にとって最後の早慶戦となったが
「ここまで2勝してて今日また勝てて今まで悔しい思いをしてきたんですけど、自分たちの代で借りを返すことができてよかったと思います」

―次節への意気込みを
「まだ試合はたくさんありどれも厳しい試合になると思いますし、自分もまだ大事なところで点がとれていないのでしっかりトレーニングをして、次も勝ちたいです」

●MF野村良平(4年=流通経大柏高)
―最後の早慶戦に勝利した感想をお願いします
「過去にワセダが2部に落ちてしまったとき、ポイントとなった相手が慶大だったと聞いていたので、きょうはOBの方の分まで一生懸命戦いたいと思っていました」

―今季慶大には2勝していましたが、印象はいかがですか
「前期とは違うサッカーをしてきました。メンバーも何人かかわっていて、慶大らしさを出したサッカーをしてきましたが、ワセダはハードワークなどでワセダらしさを出して戦えたと思います」

―試合を振り返って
「早い時間帯に先制することができましたが、1点取ったあとは苦しい時間が続きました。練習でも1点取ったあとの攻撃やポジションについてやっていたので、追加点を奪いたかったです」

―後期初の無失点でした
「前節はCKから失点してしまったので、意識していました。CKからの失点もありませんでしたし、流れからも失点しなくて良かったです」

―きょうの試合で見えた課題を教えてください
「つなぐところとはっきり蹴るところをバランス良くやっていくようにしたいです」

―次節の相手は順大で、下位チームとの戦いが続きます
「大学サッカーは下位にいても力はあまり変わらないので、油断せずにしっかり戦って行きたいです」

●MF三原祐輔(4年=桐蔭学園高)
―きょうの試合の感想をお願いします
「相手が慶大というライバルだということもあり、リーグ戦でもあとがない状況で勝ち点3を取ることができて良かったです」

―今節のご自身の調子は
「Bチームから上がってきた自分にとっては関東リーグでの試合はレベルが高くて、最初のころはあまり持ち味が出せなかったのですが、きょうの試合はところどころ自分の思うようなプレーが出せたので、自分の中での進歩だと思います」

―リーグ戦出場3試合目となりますが、チームとの連携は
「練習後や練習中に試合に出ているメンバーと話し合って細かいところを修正できているので、連携は良くなってきていると思います」

―最初で最後の早慶戦、心がけていたことは
「チームが勝てばよいのですが、個人的にはゴールに絡んだりゴールを決めたりといった結果を出したかったのですが、達成できなかったのでまた練習するのみだと思います」

―前半終盤は慶大ペースでしたが、中盤としてどのように流れを取り戻しましたか
「慶大は上手い選手が多いので自分たちは粘り強く守って、裏を狙ったり相手のペースを裏返すようなプレーを心掛けていました」

―次節に向けて意気込みをお願いします
「今節も点は取れたのですがその後にたたみかけるように追加点が取れなったので、2-0や3-0にして早い段階で楽に試合運びをできるようにしていきたいです」

●DF山地翔(4年=浦和ユース)
―試合を振り返っていかがですか
「本当にチーム全員がスタンドの方々も含めて皆勝ちたいという気持ちで戦え、ピッチで表現できた良い試合だったと思います」

―きょうのDF陣の対応については
「前半は相手が片方のサイドから攻めてサイドチェンジしてスピードアップというのを狙っていたと思うのですが、そういうものを警戒しつつ、武藤(嘉紀)選手や近藤(貫太)選手という個人で打開できる選手たちに裏を取られないようにプレーしました。また、近藤選手なんかは間で受けるのも上手いので、そういうプレーをやられないよううにみんなで話して、全員で対応できていたので良かったです」

―きょうはオフサイドを多く取れている印象を受けましたが
「ここ最近最終ラインがズルズル下がってしまうというのが課題で、練習でも取り組んできたことだったので、ここで成果が出たのは良かったと思います」

―おそらく山地選手にとって最後の早慶戦ですが
「慶応にだけは絶対に負けたくないという気持ちで試合に臨みました。チームでも4年生を中心にチーム全体でその気持ちをピッチで表現出来ました。今年、慶応に3連勝することが出来て本当に良かったと思います」

―きょう欠場したDF菅井順平副将(4年=浦和ユース)の様態は
「以前ケガをしたところと同じ場所をケガしたのですけれども、以前ほど重傷ではありません。なので、自分としては厳しいポジション争いがあり、来週の試合に出られるかわからないですが、全力で練習していきたいです」

―これからのリーグ戦への意気込みを
「もう負けられない戦いが続くので、次の順大戦もチーム全員一丸となって勝っていきたいです」

●FW榎本大希(3年=横浜FMユース)
―きょうの試合を振り返って
「やっぱり、リーグ戦の優勝のためにも、負けられない試合だったし、早慶戦だったので強い意気込みで臨みました」

―慶大の印象は
「向こうも強い気持ちで来ると思っていたし、ここ2試合は勝てましたけど、ライバルなので厳しい試合になると思いました。思った通り、厳しかったんですけど、勝てよかったと思います」

―早慶戦の雰囲気はどうでしたか
「きょうは集中応援日で、ワセダの応援席にもたくさんお客さんが来てくれていて、普通のリーグ戦より良い雰囲気だったと思います」

―追加点を奪えずに終わってしまいましたが
「僕自身もシュートを決めるチャンスはありましたし、他にも決定的なチャンスも多かったと思うので、しっかり得点取れるように行きたいと思います」

―次の試合向けて
「次の試合もそうですし、全試合が優勝するためには負けられない試合ですので、絶対に勝ちます」

●DF三竿雄斗(3年=東京Vユース)
―早慶戦勝利の率直な感想をお願いします
「早大が初めて2部リーグに降格が決まった試合の相手が慶大だったり、昨季はリーグ最終戦で慶大が勝ったことで自分たちのインカレ出場の望みがなくなったりと、慶大は本当に因縁のある相手です。今季早慶戦3連勝できたことで、今までの借りを少しは返すことができたかなと感じています」

―きょうの試合はチームとしてディフェンスが非常に安定していたように感じますが
「今季は無失点の試合が少ないので、きょうは失点をゼロで抑えることを意識しました。今週は練習から、まずは守備で入ろうということを皆とも話したりしてたので、それが実ってよ渇つたと思います」

―前節の敗戦を受けて、チームとして修正した点は
「前節の東学大戦は中盤で良い形でボールを取りきれなくて、相手が守備陣形を整えてからの攻撃に終始してしまったのが反省として残りました。だから、高い位置でボールを奪ってから速い攻撃に移るという自分たちの持ち味を出すことが攻撃のテーマでした。実際に何回かボールを奪ってからのショートカウンターで相手を崩せたシーンもありましたし、後期リーグ戦の中では良い出来だったと思います」

―次節の順大戦への意気込みをお願いします
「相手は下位のチームですけど技術の高い選手が揃ってますし、しっかり気を引き締めて、今度こそは連勝できるようにしたいです」

●MF近藤洋史(2年=名古屋U18)
―幸先良く先制することができました
「試合前から、開始からいこうということはみんなで共有していましたし、早慶戦というのもあって、入りをよく入って、幸先良く先制点をとれたのはよかったと思います」

―その後はなかなか決定機を作れず、ゴールを得ることはできませんでした
「しっかりディフェンスラインを中心に良い守備というのができていたと思うので、その点に関しては良かったと思います」

―後半のゲームプランはいかがでしたか
「後半はリードしていましたが、まだ1-0と1点差だったので、追加点を狙っていこうという話はしていました」

―きょうの勝利で今季の早慶戦は全勝ということになりました
「早慶戦に関して言えば、4年生がすごく強い思いを持っていたので、自分たち後輩としては4年生のためにという気持ちで、しっかり気持ちを出して戦って勝てたことは良かったと思います」

―優勝に向けて今後の抱負をお願いします
「優勝しか狙っていないので、これを機にどんどん練習をしていけるように頑張りたいです」

●GK松澤香輝(2年=流通経大柏高)
―きょうの試合を振り返って
「リーグ戦優勝のためにも負けられない試合でしたし、ことしは早慶戦全勝を目指していたので勝てて良かったです」

―結果ことしの早慶戦は全勝です
「昨年1勝もできなかったのでことしは全勝しなければならないと思っていましたし、とりあえず慶大に負けずに一年間終えることが出来たので良かったと思います」

―きょうの試合は無失点でしたが
「最後の所で粘り強くできたことが無失点に繋がったと思います。前半早い段階で先制できたことでチーム全体が落ち着いてプレー出来ていました。久しぶりの無失点だったのでその点も嬉しかったです」

―きょうは応援団も来ていていつもと違う雰囲気の中での試合でした
「定期戦に比べたら人は少なかったですし特別プレッシャーは感じなかったです。でもチームの応援はやっぱり力になりますし応援してくれた人を含め全員で勝ち取った勝利だと思います」

―次節に向けて意気込みをお願いします
「優勝のためには負けられない試合なので来週も無失点で勝てるようにしっかり戦っていきたいです」

[写真]2試合ぶりに先発出場しチームの無失点に貢献した山地

(取材・文 早稲田スポーツ 佐藤裕樹)
(写真 同 尹眩晶、松坂和之進)

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