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元フランス代表DFシルベストルが古巣ユナイテッドで調整

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 元フランス代表のDFミカエル・シルベストルが、古巣であるマンチェスター・ユナイテッドの練習場で調整を行っている。シルベストルは99年から08年までユナイテッドでプレーし、9つののタイトルを獲得した。昨季はドイツのブレーメンでプレーしたが、所属先を探している今、アレックス・ファーガソン監督の許可を得て、ユナイテッドの練習施設で調整を続けている。

 ユナイテッドの公式HPのインタビューに答えたシルベストルは「監督とは、キャピタル・ワン杯(ニューカッスル戦)の試合の少し前だったかな。クリスマスまではマンチェスターに滞在すると伝えたら『移籍先が決まるまで、練習に来たら良い』と言ってくれた」と語っている。

 4年ぶりにマンチェスター・Uの選手たちと練習することで、自信も付けているようだ。「まだプレミア・リーグでプレーできると思ってしまうね。コンディションは良いし、勝利への欲も薄れていない。このようなレベルの高い舞台でプレーすることが、自分の目標だからね。選手たちと連絡を取っていたから、ほぼ全員のことを知っているよ。チームを離れて4年、変わったこともあるし、変わらないこともある」と語っている。

 シルベストルは左SBとしてもCBとしてもプレーできる、ポリバレントな選手だ。ユナイテッドに復帰し、ケガ人が続出しているチームの助けになれないかと問われると、それは若手の役割だと語っている。

「(レギュラーの)エブラはトップレベルを維持しているが、ユナイテッドとフランス代表でかなりの試合数をこなしている。負担は大きいだろうね。でも、アレックス(・ビュットナー)がゴールを決めたウィガン戦のハイライトを見たよ。オールド・トラッフォードでのデビュー戦としては最高の形だった。ユナイテッドのDFには守備だけでなく、サイドからの上がりも要求される。体調を万全にしておくことは重要だよ」とアドバイスを送っている。

 次の所属クラブは決まっていないが、引退後のプランは描いているようだ。

「実はラム酒を扱うビジネスを始めたんだ。拠点は(フランス領の)サン・バルテルミー島。1年半くらい前から始めたビジネスで、ようやくイギリス国内でも販売を始めるところさ。今週末はロンドンに行き、UKラムフェスティバルでプロモーション活動をする予定なんだ。今はスウェーデン、アメリカ、そしてもちろんフランスで展開している。ゆくゆくはグローバル展開したい」と語り、「フットボールは自分の人生そのもの。でも、ラム酒の事業も頭にあるよ」と、笑顔を見せた。

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