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アトレティコとのダービーで必勝を誓うGKカシジャス「勝利以外は意味がない」

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 リーガ・エスパニョーラは2日に第14節を行い、レアル・マドリーはアトレティコマドリーと、マドリーダービーを戦う。現在、首位のバルセロナとの勝ち点差が11ある3位のレアル・マドリーにとって、現在、首位バルセロナと勝ち点差3で2位につけるアトレティコ・マドリーとの一戦は、今季のタイトル争いを占う上でも重要な意味を持つ一戦となる。

 アディダス社のイベントが行われ、この大一番から着用するシューズとGKグローブをお披露目したGKイケル・カシジャスは、「昨シーズンまでとはまったく違う試合だ。彼らは良い状態でサンティアゴ・ベルナベウに乗り込んで来るだろう。アトレティコは僕らが負けたセビージャに勝った。こんなに差がつくとは思っていなかったけど、試合後には勝ち点差が5になっているようにしたい。勝利以外の結果は僕らにとって意味がない」と、クラブの公式HPで勝利を誓っている。

「感情に訴える試合で、相手はとても強いから特に相手ファンは盛り上がっているだろう。だけど僕らにとっては非常に重要な試合だ。僕らは勝って、他試合の結果を待つという課題をクリアーしないといけない。僕らにとっては上位にいるチームとの対戦であり、勝てば勝ち点差を縮めることができる。僕らのミッションはここから先、年末まで残っている試合全部に勝つこと。13年になったらまた違う展開になるだろう。ここ数か月、上手くやれなかった問題はできるだけ早く解決しなければいけない。それがこの土曜の試合からの課題だ」

 白い巨人のキャプテンは、アトレティコの2人の具体名を挙げて、警戒心を強めた。

「アトレティコにとってシメオネの監督就任が当たったと思う。彼が入ったことでまったく別の雰囲気になり、彼ら自身が勝利をつかみ取って来ている。それは数字や結果が証明している。アトレティコはとても強い相手で、とても素敵な試合になるだろう。僕たちはベティス戦に敗れ、この土曜の試合では勝利をつかみたいと思っている。ファルカオは偉大過ぎる選手だ。彼の獲得はアトレティコにとって、とても良かった。ポルト時代から良いプレーをして、たくさんのゴールを決めていた。彼は生まれついてのゴールゲッターで完成度がとても高い選手だ」

「とてもじゃないけど今は、幸せな瞬間とは言えない」と唇を噛むカシジャスは、それでも前を向く。「今は慎重に、落ち着きをもって試合に臨むことが重要だ。僕らはリーグ戦で上位にいることと同時に、苦しい組み合わせになったチャンピオンズリーグで決勝トーナメントに進出することも目標に掲げていた。また、国王杯でも勝ち上がっている。今度はリーグの順位を回復することにより注力し、土曜日に監督を助けるような戦いを見せたい。敗戦の責任は、監督だけにあるのではない。僕ら選手にもあり、僕は失点シーンでもっと何かできたはずだ。全員に足りないところがあったんだ」と、試合後にブーイングを浴びたジョゼ・モウリーニョ監督をかばった。新たな武器を身に着け、カシジャスは宿敵からの勝ち点3奪取を目指す。


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