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鹿島入りを喜ぶFWダヴィ「2キロ絞って、たくさん点を取る!!」

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 昨シーズン、J2で32得点を叩き込み、ヴァンフォーレ甲府をJ1昇格に導いたFWダヴィ。オフには国内外から、数多くのオファーを受け取ったと言われるブラジル人ストライカーは、4年ぶりのリーグタイトル奪還を目指す鹿島に加入した。29日に行われた新加入選手会見でダヴィは「外にいたときから、アントラーズファミリーの強い団結の話を聞いていました。そのファミリーに加わることができて、嬉しく思います。キャリアの中でも、このようなチャンスが与えられることは1回だけだと思うので、その期待に応えたい」と、意気込みを語っている。

 鹿島からのオファーが届いた時点で「迷いはなかった」と明かし、加入を喜んだ。「鹿島は歴史に溢れたビッグクラブです。タイトルも数多く獲得しています。また、ブラジル人にとって仕事がしやすい環境にあることも知っていたので、迷わずに選択しました」

 J1でも昨シーズンのようなゴールラッシュを見せる自信に満ちている。「J1でやったことがあるし、質は分かっている」と話すが、その最大の要因はチームメイトたちにあるようだ。「鹿島は日本人に質の高い選手がそろっています。そういう選手たちが良いパスワークを見せて、高い位置でポゼッションできるので、自然と相手ゴールに近づきます。得点するチャンスは多いと思っています」と、期待を寄せる。

 ただし、具体的な目標ゴール数については、明言を避けた。「昨シーズンは、あまりに繰り返し同じ質問をされたから『20ゴール』と答えましたが、結果は32ゴール取れました。今シーズンは、また環境も違いますし、何点取るという話はしたくありません。やる仕事は一つ。たくさん点を取ること。チャンスには恵まれると思うので、必ず決めるという強い気持ちを持って、1試合1試合、戦いたいです」

 オフ明けで、少し丸くなった印象も受けたが、ダヴィは問題ないと強調する。「今はシーズンが始まったところで、他の選手たちと同じ位置にいます。あと2キロ絞れば問題ない。すぐに戻せますよ。合宿を通じて、少しでもコンディションを上げて開幕を迎えたい」。

 J1の舞台で、ダヴィが再び旋風を巻き起こすことができれば、鹿島は3年間遠ざかっているリーグタイトルに大きく近づくはずだ。
(取材・文 河合拓)

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