beacon

湘南が大槻V弾で清水下すも、ともにGL敗退に

このエントリーをはてなブックマークに追加
[5.15 ナビスコ杯第6節 清水0-1湘南 アイスタ]

 グループリーグ突破の可能性をわずかに残した両チームの一戦はアウェーの湘南ベルマーレが1-0で清水エスパルスを撃破。だが、勝ち点4差で3位の川崎Fが勝った時点で湘南の2位以内の可能性が消え、ともにグループリーグ敗退が決まった。

 アウェーの湘南は左DFとして今月9日に2014年の加入と、今季の特別指定選手承認が発表されたばかりの早稲田大DF三竿雄斗が公式戦デビュー。18歳の新人MF中川寛斗を公式戦初先発させるなど若手を積極的に起用したが、ボールを失っても素早いチェックで奪い返し、ショートパスから局面を変えるミドルパスで変化を加えるなど流れのいい攻撃も見せる。また155cmの中川がピッチを自在に走り回り、FW大槻周平やFW武富孝介が決定機に絡むなど清水を苦しめていた。

 前半8分には早くも先制ゴールを奪う。湘南は自陣でボールを動かしていた清水のパスを武富がインターセプト。一気に前進した武富が右前方を走る大槻へスルーパスを通すと、背番号19はコントロールからの左足シュートで鮮やかにゴールネットを揺らした。「タケ(武富)からいいボールが来たのでボクは流し込むだけだった」という大槻のゴールが決勝点となった。

 清水は前半7分にゴール前のこぼれ球をFW瀬沼優司が頭でプッシュ。12分には中央から左サイドへ流れながらシュートコースをつくり出したFW伊藤翔の左足シュートがゴールを捉える。また左SBイ・キジェのクロスボールに飛び込んだMF高木純平が決定的なヘディングシュートを放つ場面もあったが、追いつくことができない。後半開始からFWバレー、後半16分からはMF石毛秀樹を投入。後半はMF竹内涼がボールに絡む回数を増やすなど流れを引き寄せていたが、石毛での右足ミドルや右クロスから伊藤が迎えた決定機などシュートが枠を捉えることができず。集中力の高かった湘南守備陣から最後まで1点を奪うことができず、ホームでナビスコ杯からの敗退が決まった。


▼関連リンク
ナビスコ杯2013特設ページ

TOP