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[EL]ロスタイムの劇的弾でチェルシーが2年連続欧州カップ戦を制す

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[5.15 EL決勝 ベンフィカ1-2チェルシー]

 ヨーロッパリーグは15日に決勝を行い、アムステルダムでベンフィカ(ポルトガル)とチェルシー(イングランド)が激突した。前半から圧倒的に攻め込むベンフィカだったが、決定機を生かせない。迎えた後半15分、自陣からのロングカウンターでチェルシーは、FWフェルナンド・トーレスが抜け出して、ゴールネットを揺らした。それでも、同23分にはFWオスカル・カルドソがPKを決めて試合を振り出しに戻す。迎えた後半ロスタイム2分、CKを得たチェルシーはDFブラニスラフ・イバノビッチがヘッドでゴールネットを揺らして土壇場で勝ち越しに成功した。これが決勝点となり、チェルシーが昨シーズンの欧州CL制覇に続き、2年連続で欧州のビッグタイトルを獲得した。

 ベンフィカはDFマキシ・ペレイラが出場停止のため、右SBにはDFアンドレ・アルメイダが起用された。元アルゼンチン代表のMFパブロ・アイマールはベンチでキックオフを迎えている。対するチェルシーは主将のDFジョン・テリーがケガのため、昨季の欧州CL決勝に続き欠場。また、MFエデン・アザールも負傷欠場となっている。一方、クラブ歴代最多得点を記録したMFフランク・ランパードやFWフェルナンド・トーレスがスタメンに名を連ねている。

 週末にリーグ戦の大一番でポルトに1-2で敗れ、最終節を目前に2位に後退してしまったベンフィカ。一方のチェルシーは、週末のリーグ戦でアストン・ビラに2-1で勝利し、来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場を決定的なものとしている。

 対照的な週末を過ごした両チームだが、立ち上がりはベンフィカが主導権を握る。チェルシーを押し込み、前半10分には左サイドからの折り返しをFWオスカル・カルドソ、FWサルビオが立て続けにゴールを狙ったが、PA内で体を張るチェルシーの守備に阻まれる。その直後にもPA内でテンポ良くボールを回したが、MFガイタンのシュートは大きく枠を外れて行った。チェルシーを圧倒するベンフィカは、同15分にもFKのサインプレーから、PA内でFWロドリゴにチャンスが来る。しかし、PA内で空振りしてしまい、得点を挙げることはできなかった。

 アタッキングサードでのプレーに精度を欠き、なかなかフィニッシュに持ち込めないチェルシー。それでも同27分には、MFオスカルがミドルシュートを放ったが、GKに抑えられた。

 依然としてベンフィカが試合の主導権を握ったままゲームは進む。前半31分にはオスカル・カルドソがDFブラニスラフ・イバノビッチに倒され、PAすぐ外で直接FKを得たがオスカル・カルドソのシュートは壁に当たる。その直後にもベンフィカは流れるようなパスワークからチェルシーゴールに迫り、最後はゴール前のDFに当たったこぼれ球をガイタンが左足アウトサイドでシュートしたが、ゴールマウスを捉えることはできなかった。

 出足の良いベンフィカの守備に苦しめられるチェルシーだが、前半38分にはMFフランク・ランパードが強烈なシュートをPA外から放つが、GKアルトゥルに防がれた。結局、前半はベンフィカが主導権を握っていたものの、0-0で折り返した。

 後半も序盤からベンフィカがチェルシーに圧力を掛けていく。同6分には右サイドからのクロスにオスカル・カルドソがヘッドで合わせてゴールネットを揺らしたが、オフサイドとジャッジされ、得点は認められなかった。

 圧倒的に不利な流れを変えたのは、カップ戦でゴールを量産するF・トーレスだった。後半15分、GKペトル・チェフからのロングフィードをMFフアン・マタが前線に流す。これを受けたF・トーレスがPA内に持ち込み、最後はGKをかわして大会6ゴール目を決めて、苦戦を強いられたチームに先制点をもたらした。

 ベンフィカは後半21分にFWリマとFWオラ・ジョンを同時投入する。このわずか2分後、PA内に浮き球を入れると、チェルシーのDFセサル・アスピリクエタがハンドを冒す。これで得たPKをオスカル・カルドソが左足で確実に決めて、同点に追い付いた。

 後半33分、ベンフィカは負傷したDFガライが交代を強いられ、DFジャルデウを投入し、交代枠を使い切った。同36分にはカルドソがPA外からドロップするシュートを放ったが、GKチェフに阻まれた。鋭い速攻を見せるチェルシーも、同42分にはランパードが強烈なミドルシュートを放ったが、ボールはクロスバーに嫌われた。

 このまま試合終了かと思われた後半ロスタイム、チェルシーは右CKを得るとマタがゴール前にクロスを入れる。これをイバノビッチがヘッドで決めて、土壇場で勝ち越しに成功した。その直後にオスカル・カルドソがゴールに迫ったが、得点は許さずにタイムアップを迎えた。今シーズン、3度も決勝で敗れていたチェルシーだったが、4度目のファイナルで、今季初のタイトルを獲得した。

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