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[早スポ]早稲田大vs国士舘大 試合後の早稲田大コメント

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[早稲田スポーツ ゲキサカ版]
JR東日本カップ2013 第87回関東大学リーグ戦 5月25日 東京・味の素フィールド西が丘
早稲田大2-1国士舘大

●DF三竿雄斗副将(4年=東京Vユース)
―前期最終節でしたが、どのような意気込みで臨まれましたか
「前期最終節ということよりも、専修大との差をしっかりつめて、後期最初の専大との試合で首位浮上の挑戦権を取るということを強く意識して臨みました。しっかり勝てて良かったです」

―前半の先制点は三竿選手のパスが起点となりました
「相手のDFラインの位置が高くて、状況判断することなくオフサイドを取りに来ているなという印象を持っていました。そういうことで相手のDFラインの裏を突こうと考えていて、自分からボールを運び出して、狙い通りのパスを通すことができました。でも決めた大希(FW榎本、4年=横浜FMユース)とアシストした上形(洋介、3年=早稲田実業)が称えられるべきゴールだと思います」

―後半は国士大も攻勢を強めてきました。攻守両面で特に意識したことはありますか
「相手の右サイドハーフにスピードのある選手が入ってきたので、個人としては自分の裏を取られないことは第一に意識していました。攻撃ではもう2点、3点と追加点を取って相手の息の根を止めようと皆で話していたんですが、結果として2点に終わったことは一つの課題ですね。守備の面でもセットプレーから失点してしまいましたし。それでも全体通しては少し間延びする時間帯もありましたけど、自分たちらしいサッカーができたと思います」

―2-0とリードしてから1点を返されました。1点差となった状況でも精神的な余裕はありましたか
「残り時間10分と時間もまだありましたし、気を抜いたら絶対にやられると思ったので、皆で声掛け合っていままで通りやろうということは再度確認しました。繰り返しになりますが、そのあとの時間帯で追加点取れるチャンスで取れなかったことは課題となりましたが、こうして勝ち点3取れたので、追いつかれなかったという点では収穫を得ることができました」

―前期リーグ戦は6勝2分1敗で勝ち点20という結果を残しました。この数字をどう捉えていますか
「開幕戦の順大戦だったり、桐蔭横浜大戦や前節の日体大戦も、自分たちらしいサッカーを100パーセント出せれば絶対に勝てた試合でした。勝ち点20という悪くない数字は残りましたが、もったいないという気持ちが強い前半戦でしたね」

―開幕前の特集などで「降格もありえる」と三竿選手自身が語っていたことを考えれば、着実に勝ち点を積み上げているという見方もできるのではないでしょうか
「そうですね。シーズン前は降格争いに巻き込まれるほどの実力ということを言われていて、そういう現状であることも選手自身が理解していました。それでも自分たちは優勝しないといけないという思いがありましたし、そこから生まれた危機感があったからこそいまの順位があると思います。たまたまこの順位にいるわけでは無くて、本当に皆が危機感を持って成長できた結果です。これからも更に成長していって、もっと強いチームになりたいですね」

―話を湘南ベルマーレでの活動に移したいと思います。5月22日(水)のJリーグヤマザキナビスコカップ第7節川崎フロンターレ戦で、19分から投入されてホームゲームでのデビューを飾りました。初めてのホームゲームはどのようなものでしたか
「清水エスパルス戦はアウェイだったので湘南サポーターの人にあまりプレーを見せられなくて、認めてもらうように自分のプレーを出そうとしましたが、正直前半20分くらいからの出場ということで心の準備ができていなくて。相手も決勝トーナメントがかかっていて球際の強さもあった中で、落ち着いてできなかったのは反省点ですね。関東大学リーグでやってるスタジアムではありますけど、ナイターで夜露で芝も濡れていて結構お客さんも入ってたので、初めてそこでプレーした新鮮さがありました。本当に良い雰囲気でやれたのは次のモチベーションにつながりますし、またあのピッチでやりたいなと強く思いましたね」

―自分のプレーができなかったという話がありましたが、直接点に絡む働きもありました
「チャンスあればどんどん上がろうと思っててペナルティエリア内までいきました。馬場(賢治)選手に出した浮き玉のパスがもっと良ければ決めてくれていたと思うので、むしろそこの精度を追求したいですね。得点自体は馬場選手へのパスがカットされたあと自分の所にたまたまこぼれてきて、体をぶつけたらた大介(菊池大介)の所に落ちてそのまま決めたというラッキーな感じだったので。今度はしっかりした形でアシストしたいですね」

―湘南ベルマーレがリードして迎えた後半は、川崎フロンターレは大久保嘉人選手や中村憲剛選手など、Jリーグを代表する選手が交代で入ってきました。Jリーグのトップレベルというものを体感したのではないでしょうか
「やっぱり中村憲剛は見てないふりして嫌なところにパスを出してきたり、2個3個前のプレーから次のプレーを予測していて裏に良いボールを出してきたり、本当にパスコースが読めないですし、いつも以上に集中していないとやられると思ってました。自分は直接マッチアップしてないんですけど、単純に上手い選手だなと感じましたね。大久保選手や小林(悠)選手は動き出しの量も質も高くて、大学では中々あそこまでできる選手はいないと思います。それでももっと自分が抑えることができれば勝てた試合だったので、大学での試合からより意識を高くもってやりたいですね」

―リーグ戦は一端小休止し戦いの舞台はアミノバイタルカップに移りますが、意気込みをお願いします
「総理大臣杯の出場権がかかった戦いなので出場権を取ることがまずは大事だと思っています。それでも昨季も優勝している大会ですし、今季も取るべきタイトルの一つに掲げているので、優勝目指して頑張っていきたいです!」

●MF小松聖音(4年=札幌光星高)
―きょうの試合を振り返っての感想をお願いします
「先週の日体大戦からの反省でとして攻守両方でアグレッシブに行けなかったということがあって、そこから相手が落ち着いてボールを持てていない時にプレッシャーをかけに行こうというのを改善点として挙げていて、きょうの試合ではそれが前半からやれていたのでそこは良かったです。反省としてはボールを奪った後のプレーの質で、前半は特に良くなかったのでそこは良くしていきたいです」

―攻守の切り替えが速い早大のサッカーが試合を通してできていたように見えました
「相手があまりプレッシャーをかけにこなかったので自分たちのサッカーがやれたという部分があったと思うんですけど、試合を通して考えるとまだまだ出来ていないところもありました。一年間を通して勝ち進んでいくためにはそういった部分が必要になってくるので改善していきたいです」

―久々のフル出場になりましたがいかがでしたか
「今までの途中交代の時にアグレッシブさに欠けていた、運動量が落ちたなどといつも言われていて、そういった中でつらい時にこそアグレッシブにいく、つらい時こそ運動量を増やすということを自分でも意識しています。そこは改善できたのかなと思っているので今後も継続してやっていきたいです」

―前期を終えてチームとしての収穫や課題は何かありますか
「早大がやろうとしている球際でのハードワークだったり、攻守の切り替えという部分は通用していると感じています。課題としてはボールを奪った後やラストバスなどの最後の部分、それからフィニッシュの部分でのプレーの質がまだまだだと感じています。きょうの試合でも追加点が取れそうなシーンがいくつかありましたし、その辺が専修大と比べると質が落ちるので個人一人一人が自主練習などで意識してやっていかないといけないと思います」

―ご自身のプレーについてはここまで振り返ってどうですか
「シーズンが始まる前に得点に絡むというのを目標として掲げてシーズンに臨んだんですけど、前期プレーしてみて1得点しか取れず得点に絡むシーンがまだまだ少ないのでそこはアグレッシブさを見せてやっていきたいのと、ボランチとしての状況判断やボールを失わないプレーというところもまだまだだと思っているので、そこは後期に向けてしっかりとやっていきたいです」

●MF池西希(4年=浦和ユース)
―きょうの試合を振 り返って
「いつも通り相手をリスペクトして、相手は最下位ですけどしっかりチャレンジャーという気持ちを持って臨んだんですけど、相手がゆっくり試合を進めるチームだったので自分達もそれに合わせてしまい難しい時間帯もありましたけど、1点目の大希(FW榎本、4年=横浜FMユース)から自分らしくプレー出来たので良かったです。まあ最後の失点はちょっと余計でしたけど、ああいう時もあるのでその中でもこうやって勝ちきれたのは良かったと思います」

―先制点はワセダらしいカウンターから生まれましたが
「うちの強みは奪ってから相手が整う前に攻めることなのでまさにきょうの1点目は上手く攻めれましたし、大希の1点目のシーンも自分や貴司(MF近藤、3年=三菱養和SCユース)もフリーだったので、ああやって数的有利を作っての判断から生まれた得点っていうのは凄いワセダらしくて良かったです」

―相手が後半サイドから放り込んでくるサッカーをしてきましたが
「こっちのスカウティングをしてか、先週の試合から長いボールを入れてセカンドボールを拾って攻めるというサッカーをしてたのである程度想定はしてたんですけど、やっぱり結構強かったです。ただうちの奥山選手(DF奥山政幸、2年=名古屋グランパスU-18)や金澤選手(DF金澤拓真、4年=横浜FMユース)はヘディングが強いですし、カバーもしっかり出来たのでそこまで問題は無かったです」

―1点返された後少し攻め急いだシーンがありましたがチーム内で何か声はかけあいましたか
「攻める気持ちは大事ですけど、シュートまでもってけなかったりクロスが引っかかってカウンターをくらったりしたのでそこは修正しなくちゃいけないですし、シュート打って相手に当たって入ったりするシーンが作れれば良かったのかなと。これからはアミノバイタル杯はトーナメントなのでそういう隙をなくせるようにしたいです」

―苦しい展開になりながらも勝ちきった結果に関しては
「失点することは良くないですが失点することもあるので、その時にチームとして戦えるかが大事ですしきょうの試合も我慢して勝ちきったのは次のトーナメントにも繋がるので良かったです。最後に守り切って勝ちきるのもワセダらしいサッカーなので継続していきたいと思います」

―前半戦が終わり6勝2分1敗の2位という結果ですが率直にどう受け止めてますか
「まあ結果だけ見れば良いのかもしれないですけど、今1位の専修とどれだけ勝ち点差があるかっていうのが重要ですし、どれだけ勝ったよりも専修とどれだけ差があるかなので、次の後期開幕戦が専修となのでそこで勝てるように中断期間でチームとして成長していければと思います」

―個人として見て前半戦の評価はいかがですか
「そうですね、最初はリーグ戦初先発だったりとか難しい状況でしたけど、試合を重ねるごとに自分のやれるプレーの幅とかチャレンジする幅も増えてきましたし、周りから良いプレーだったねという声をかけてもらって自信も深まってきてますし、チームのおかげで成長させてもらってるしチームも成長出来てると思ってます。まあ満足はしてないですけどいいとこまで来てるので、この個人戦でどれだけ成長出来るのかが勝負と思ってるのでまたしっかり頑張っていきたいと思ってます」

―開幕戦の専修戦などが控える後期リーグに向けてチームと個人の意気込みを
「チームとしては17年ぶりの関東リーグ制覇に向けて専修に勝つことでそのチャンスが得られると思うので、そこに向けて中断期間にチームとしてレベルアップしていきたいと思います。個人としては今周りに助けられて自分がいると思うので、池西がいるからとか池西の守備が強いとかもっと周りに評価されるように、目を見張るようにプレーが出来ればなと思います」

●FW榎本大希(4年=横浜FMユース)
―きょうは前期最終節でしたが、2-1で勝利しました。振り返って
「立ち上がりから相手がゆるいなと感じて、そのなかで先制点を取れたんですけど、なかなか次の点が決まらなくて、結果的に苦しい試合になってしまったので、そこが反省点だと思います」

―先制点のシーンを振り返って
「結構相手のラインがガタガタで、2列目から走り込めばついてこないと思っていて、そこを上形(洋介、3年=早稲田実業高)が上手くランニングしてくれて、普通に入ったというか、良い形だったと思いますね。こっちが狙っていたことができた良い攻めだったと思います」

―バースデーゴールということですが
「きのう(5月24日)ア式のツイッターで載せてもらって、取れたら良いなと思ってたんですけど、入りましたね(笑)。良かったです(笑)」

―国士大はシンプルにロングボールやクロスからの攻撃というのが目立ちましたがいかがでしたか
「ロングボールで背後を狙ってくるというのは分かっていたんですけど、立ち上がりは特にロングボールでパワーを持って攻めてきたなと感じて、それでちょっと苦戦してしまったかなと思います」

―守備ではプレスもそれほどきつくなく、スペースが出来ていて、ワセダとしてはチャンスも多く作れていましたが、いかがでしたか
「試合を通して、相手の中盤とDFの間で受けれたり、受けてからもそれほどプレスがこなかったりして、いつもよりボールが持てるような状況が多い中で、プレー選択が大胆さに欠けてしまったのが全体としての印象だったんじゃないかなと思うので、そこは改善していきたいと思います」

―前期を6勝2分1敗の2位で終えましたが、振り返って
「初戦以来負けていないということで、こんなに負けていないのは僕が入学してからも始めてです。きょねんリーグ戦では3位で、なにも得られなかったので、ことしは最初から勝ちしか意味がないというつもりでやってきたので、負けを引き分けにではなくて、全部勝ちに出来るようにやっていかなければならないと思いますね」

―個人としては4ゴールでしたがいかがでしたか
「序盤の試合で立て続けに取れたんですけど、その後なかなか取れなくて苦労してしまったので、もっと取らなきゃいけなかったかなといまになって思いますね。きょうの試合でももっと取れたんじゃないかなというのがたくさんあったので、責任を持って臨んでいきたいと思います」

―今後はすぐにアミノバイタルカップであったり、6月29日には早慶サッカーがあります。それらに向けて
「トーナメントだったり定期戦ということで一発勝負のゲームが立て続けにあるので、どんなゲームでも厳しい試合になるとは思いますが、決められるようにしていきたいと思います」

●GK松澤香輝(3年=流通経済大柏高)
―試合の感想をお願いします
「専大とこれ以上勝ち点差を開かせるわけにはいかなくて、勝ち点を詰めるという意味でも勝利が絶対に必要だったので、難しい試合でしたが勝てて良かったと思います」

―フリーキックでの失点を振り返ってください
「カベの大外を通してしまったので、あの距離でのフリーキックではやはり人数をかけなければいけなかったですし、ファーポストに人を置けばそこにシュートがいくことはなかったと思うので、自分のカベのミスだと思いますし、それを止められなかったのは自分の責任だと思います」

―それ以外での国士大の攻撃への対応に関してはいかがでしたか
「ツートップにロングボールを入れてきたり、相手の左サイドの14番がドリブルで仕掛けてきたりというシンプルな攻撃だったので、そこに対しては上手く対応することができました。ただ何回か押し込まれるシーンがあったので、そういったところはなくしていかなければと思います」

―今回で前期リーグ戦が終わりましたが、振り返っていかがですか
「開幕戦で負けて、それからは負けなしで来てますし、チームとして試合を重ねるごとに良くなってきていると感じるんですけど、まだまだチームとして課題はありますし、専大と中大と当たっていないことを考えたら、もっともっとレベルアップしなければいけないと思います。第2節から負けていないのは良いことですが、もっと気を引き締めていきたいと思います」

―松澤選手のいまの調子や前期での収穫があれば教えてください
「僕自身リーグ戦が始まってからなかなか調子が上がってこないというか、チームは勝っているんですけど、個人的には自分のパフォーマンスに納得してはいないです。もっともっとできると思いますし、まだまだレベルアップしていかなければと感じるので、これまで以上にトレーニングする必要があると思います」

―具体的にどのような部分に納得できていないのでしょうか
「試合の中でキックミスが多かったりというのを感じていて、試合の中でキックの回数というのは一番多いと思うので、そこでのミスはチームにとってマイナスですし、そこがなくなればチームもリズムをつかめると思うので、細かなミスをなくしていくことが大事かなと思います」

―来週から始まるアミノバイタルカップに向けて意気込みをお願いします
「昨年は初代アミノバイタルカップチャンピョンになっていますし、総理大臣杯への出場もかかっているので、優勝目指してやっていきたいと思います」

●MF近藤貴司(3年=三菱養和SCユース)
―最終節となった今節へはどのように臨みましたか
「前期の最終節ということでしたが、今日勝ってから専修大学との試合に挑むつもりだったので、絶対に勝つということが条件でした。結果として勝つことができたので良かったです」

―かなり攻め込まれた印象を受けた立ち上がりでした
「国士舘大にも上手い選手が多かったので、ある程度ボールを回されることは想定していました。その中で自分自身もチャンスで決めきれない場面があったので、それが攻め込まれてしまった原因だと思います」

―今節では2得点目のアシストでチームに貢献されました、振り返って
「自分がフリーのときに洋史(MF近藤、3年=名古屋グランパスU-18)から良いボールがまわってきて、ゴール前を見たら秋岡(活哉、3年=FC東京U-18)が良い動きをしていたので、そこに出したら秋岡がうまく決めてくれたという感じです」

―後半多くあったチャンスを決めきれない場面が多く見られました
「スコアが2-0になってからチーム全体でもう1点取ろうという流れがあったのですが、そこで自分自身も好機を外してしまったし、周りの選手も得点できなかったことが接戦になってしまった原因だと思います」

―前期目標とされていた得点をあげることはできませんでした
「ドリブルや動きだしという点では十分通用したという手応えはありましたが、その中で得点を奪えなかったというのは自分自身の力不足だと思います。すぐにアミノバイタルカップもあるので、切り替えて得点を奪ってチームに貢献したいと思っています」

―前期全体を振り返ってみて
「初戦に負けてしまったことでより危機感が芽生えて、守備の面で良くなってきたからこそ攻撃もよくなったという感じがあります。徐々にチームとしても個人としても自信がついてきたことで良い方向に向かってきたのかなと思います」

―1位独走中の専大について
「専大は良いチームだと思います。ワセダが勝ち続けている中で自分たちは前節日体大に引き分けてしまったりして、自分たちの責任で専大との差が開いてしまっている状況なので、そういった意味で直接対決では絶対に勝たなくてはいけないという思いは強くなりました」

―再来週行われるアミノバイタルカップまでの調整は
「来週も普段通り、火曜日も走り込みがありますし、なるべく良いコンディションで臨めるように自分自身で調整してチームとしても良い結果を出せるようにやっていきたいです」

―アミノバイタルカップでの具体的な目標は
「総理大臣杯本選に出場することが目的ですが、まずはアミノバイタルカップ決勝まで勝ち上がって優勝するというのも目標なのでそこも意識してやっていきたいです」

●MF近藤洋史(3年=名古屋U18)
―試合を振り返っていかがですか
「攻撃に関しては開始から相手のスペースが結構空いてて、自分たちのチャンスがつくれるなと感じていたんですが、前半から90分通してあんまりうまくいかなかったかなと思っています」

―具体的にはどういったところに満足できていないですか
「シュートまで持っていく形とか、個人としてもドリブルしてシュートまで行くこと、あとはチームとして前に速く進めるというところで、相手の守備がルーズだったところをもっと突かなきゃいけなかったかなと思います。もっと3点4点5点って取れた試合だったと思うんですが、それができなかったことですね」

―2点目の起点となりましたが
「ボールが浮いている間に相手が寄せてこなかったので、自分もフリーだったし、貴司(MF近藤、3年=三菱養和SCユース)も秋岡(活哉、3年=FC東京U-18)もフリーで。そういった、高い意識で守備をしてくる相手ではなかったので、もっとああいう場面を増やして得点につなげていかなきゃいけないと思います」

―リーグ戦前期を終えて順位は2位ですが、どう捉えていますか
「前節引き分けて、専大との勝ち点は4に広がっていましたし、きょうの試合は最低でも絶対に勝たなければいけないと思って臨んだので、勝ち点3を取れたことは良かったです。ですが、まだ専大との差はありますし、きょうの試合をやってみて専大との直接対決で倒すだけの実力はまだまだ足りていないと思っています。この後の中断期間や公式戦がある中で、専大を倒せるぐらいの力を付けていかなきゃいけないと思っています」

―来週からアミノバイタルカップが始まりますが、目標は
「もちろん優勝して連覇することです。連戦になりますが、しっかりと一戦一戦勝ちにいきたいです」

―個人的な目標は何かありますか
「得点とかアシストで貢献したいという気持ちはありますし、前期で思うように決定的な仕事はできなかったので、チームとして高めながら個人も点が取れるようになりたいです」

●FW上形洋介(3年=早稲田実高)
―きょうの試合を振り返って
「前半からワセダらしいサッカーは出来たと思うんですが、もっともっと切り替えの部分で相手のボールが落ち着く前に奪いにいけていたら、もっと簡単に試合運びができたと思います。あと、自分も含めてチャンスがあったなかで追加点が決められなかったので苦しい時間が続いてしまいました」

―アシストした得点シーンを振り返って
「三竿くん(DF三竿雄斗、4年=東京Vユース)から良いボールが来ていたので、最初は自分で行こうと思っていたんですが、中に大希くん(FW榎本大希、4年=横浜FMユース)がいたので信じてパスを出しました」

―チャンスがあったなかで決めきれなかったことについて、改善策はありますか
「もっともっとアグレッシブに、ゴール前で大胆な動きが出来ていたのかと思いますし、何度か抜け出せるチャンスがあったなかでもっとシュートを打つタイミングなど、キーパーとの駆け引きの部分でもっと向上していきたいです」

―駆け引きとは具体的には
「普通なら1、2、3で打つタイミングで1、2で打ったり、キーパーが準備できないうちに打ったりとか思いっきりストレスをかけてコースを狙ってゆっくり打ったりなど色々あります。そういうところをもっと落ち着いてやりたいです」

―前期を振り返って自分のプレーはいかがでしたか
「最初の4節は途中出場の機会が多くて、その中で短い時間で結果を残すことができなくて、残り5節は怪我の影響もあってスタメンで出ることができましたが、自分的にはもっと出来ると思っているし満足は出来ていないので中断期間でもっと成長して後期はチームの勝利に貢献できるようなストライカーになりたいと思います」

―来週から始まるアミノバイタルカップでの目標を教えてください
「チームとして優勝を考えている以上、チームの勝利に貢献出来るようなプレーをやっていきたいと思っています。まずは個人よりチームの勝利を選んで、そこから個人的には毎試合得点してチームの勝利に貢献出来るようなプレーをやっていきたいと思います」

●FW秋岡活哉(3年=F東京U-18)
―きょうは前期最終節ということでしたが、2-1で勝利しました。振り返って
「最終節ということだったんですけど、ことしはリーグの終盤になって優勝に向けてあといくつ必要というふうになる前に、1試合1試合同じ重みで、専大が勝っている以上自分たちは負けられない戦いが続いているので、きょうの1試合もいつもと同じように勝たなきゃいけない試合ということで、勝つことが出来て良かったです」

―国士大の守備は隙が多く、チャンスもたくさん作れていた印象でしたが、見ていていかがでしたか
「国士大は守備の時にスペースが出来たり、切り替えが遅かったりというところがスカウティングでも分かっていて、実際に1点目の得点シーンもそういう形で得点することが出来たので、自分も入ったらアクションとかでチャンスを作れるようにという意識で入りました」

―途中出場にあたって指示はありましたか
「特にいつもとは変わらないですけど、アクションとでボールを引き出したり、前線で積極的にゴールに迫るということを言われました」

―自身のゴールシーンを振り返って
「貴司(MF近藤、3年=三菱養和SCユース)がフリーで顔を上げていたので出してくれるなと思って、ファーに逃げていったらしっかりそこに貴司が出してくれたので、あとは触るだけでした」

―前期は6勝2分1敗ということですが、振り返って
「リーグが始まる前は自分たちは9位~12位の実力しかないということを監督(古賀聡、平4教卒=早稲田実業高)がおっしゃっていて、始まってからも1試合1試合成長できるように積み上げてきたので、その結果として2位にいまいるということはあると思いますが、自分たちは優勝しか目指していないので、専大が勝ち続けてる以上自分たちも勝ち続けて、直接対決で叩くということしかないですから、前期は終わりましたけど、優勝に向けてこれからもやっていきたいと思います」

―個人としては序盤はケガの影響もありベンチ外でしたが、ベンチ入りして以降、途中出場の機会も増えて、きょうはゴールもありましたが、いかがでしたか
「前期の初めはケガでチームに迷惑をかけて、復帰してからやらなきゃいけないという思いもありながら、リハビリをやってきたので、いまはこうして試合に出ることが出来て、チームに直接プレーで貢献する機会をもらっているので、これからも責任を持って得点で期待に応えられるようにやっていきたいなと思います」

―今後はアミノバイタルカップや早慶サッカーがありますが、それらに向けて
「1回関東リーグ戦はここで一段落しますけど、自分たちは取れるタイトルは全部取りに行くとあう目標があるので、アミノバイタルもきょねん勝ってるからといってことしも勝てる保証は全くないし、一戦必勝でやるしかないと思うので、アミノバイタルでまず勝つことと早慶サッカーも控えているので個人としてもチームとしてもパフォーマンスを上げていって勝てるようにやっていきたいなと思います」

●DF金澤拓真(2年=横浜FMユース)
―前期リーグ戦を終えた感想をお願いします
「2月の始動当初は自分たちの立ち位置っていうのが9位から12位というふうに客観的に言われていて、オフシーズンの自分たちの積み上げだったり危機感だったりっていうのがいまの2位という結果につながっていると思います。でも自分たちが掲げている目標は優勝だけなので、そういった意味ではまだまだ突き詰めなきゃいけない部分もあります。桐蔭横浜大や順大、日体大と勝ち点を落とした試合も勝ち点の失い方もよくなかったし、負けを引き分けにとか引き分けを勝ちにとかできたと思います。ちょっとしたところも突き詰めていかないと、次節の専大との直接対決であったり、今後後期戦っていったりする上では間違いなく優勝を目指すには難しいのかなと思います」

―試合を重ねるにつれてチーム状態が良くなっていったように思います
「そうですね。毎週毎週ミーティングを重ねていって、希くん(MF池西希、4年=浦和レッズY)だったり航平くん(MF中田航平主将、4年=横浜FMユース)を中心に、自分たちの中での話し合いを多くしたり、連携面とかそういった意味で多くのことを積み上げられたと思います。その中でうまくいかないこともありましたが、自分たち学生主体でやっている中で、試合の中で修正できたり、試合が終わったあと自分たちの話し合いができたかなと思います」

―現段階では、開幕当初目標に掲げていたリーグ戦最少失点を達成できています
「単純に守備陣としてその成果は手応えを感じます。全体の守備意識が高く、前線からのプレッシングだったりボランチの選手のプレスバックの意識だったり、その全体の守備意識の高さっていうのが失点の少なさにつながっていると思います。そこを継続しつつそれをそれをまた攻撃につなげていったり、1失点を0失点にしたりすることを貪欲にやっていかないといけないと思います」

―きょうの試合の失点についてはどうお考えですか
「きょうの失点については防げた失点かなと自分たちでも話していて。少し不用意なかたちでファウルを与えてしまったり、試合の前日には必ずセットプレーの練習をしているんですけど、失点をなくそうと言っている中でセットプレーで失点してしまったりというのは相手に勢いを与えてしまった一つの原因だと思います。今後拮抗した試合が続く中でセットプレーでの得失点というのが重要になると思うので、意識しなきゃいけない部分かなと思います」

―次のアミノバイタルカップへ向けて一言お願いします
「一発勝負ということで負けたら終わりですし、自分たちの目標の一つに総理大臣杯優勝というのもあるので、その過程であるアミノバイタルカップも間違いなく優勝しなければいけないと思います。連戦という意味では自分たちはその運動量であったりタフさであったりというは自分たちの強みの一つなので、逆にそれをプラスにとらえて、日程的には相手も同じ状況なので自分たちはタフにいつも通りに戦うだけだと思います。その中で勝利をつかめればいいなと思います」

●DF奥山政幸(2年=名古屋U18)
―2位で前半戦を終えることができましたがどのように考えていますか
「目指しているのは1位ですけれど、それに一番近いところで前半を終えることができて良かったです。ただ、狙いはあくまでも1位なのでここで満足しないでいきたい」

―きょうは前半からカウンターをしかけることができていてワセダのサッカーをできていたと思いますが、試合を振り返っていかがですか
「相手が結講まったりしているというか切り替えが遅い面がありました。自分たちの持ち味は切り替えの早さなのですが、相手に合わせて遅くなってしまったので、もっと差をつけられたと思いますし2点目取ってから3点目取れたと思いますし、もっと自分たちのサッカーを貫くべきだと感じました」

―前の試合では裏を取られての失点というものがありましたが、きょうは上手くカバーリングができているように感じました。守備陣の裏スペースへの対応面はいかがですか
「そういう失点でやられたらもったいないので。この1週間その点については松くん(GK松澤香輝、3年=流通経大柏高)中心になって連携を確認してきたところなので、そこでミスがなかったのはよかったです」

―アミノ杯や総理大臣杯がこの先あるわけですが、意識していきたいことは何ですか
「次はリーグは中断で連戦が続くと思いますが、自分たちのサッカーをしないと勝てないと思います。なので、常にハードワークで、自分の持ち味である攻撃参加もしていけばチームに厚みが出ると思うので、怖がらずに積極的にしていけたらいいと思います」

―前半通してのチームの印象はいかがですか
「そうですね。積極的ですね。守備のときでも積極的にボールをとりにいけて、そこからの早い攻撃が自分たちの生命線。もっと早い攻撃、積極的に奪いにいく守備ができると思うので、来週はアミノバイタルでリーグは中断しますが、高めていきたいと思います」
―これからアミノ杯と総理大臣杯とカップ戦が続きますが、目標と意気込みをお願いします
「まずは、アミノ杯でしっかり2連覇すること。そしてリーグ戦では次が専修なので高めていかなければいけないと思うので、集中して練習していきたいと思います」

(取材・文 早稲田スポーツ 松坂和之進、写真 松下優、芦川葉子)

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