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大久保のロスタイム弾で横浜FCが松本を下し、今季初の2連勝

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[6.29 J2第21節 松本0-1横浜FC 松本]

 横浜FCは後半ロスタイム6分にFW大久保哲哉が劇的ゴールを決め、松本山雅FCに1-0で勝利した。横浜FCは今季初の2連勝を飾り、松本は3連敗で前半戦を終えた。

 松本が地域リーグ時代から数えてホーム100試合目となったこの試合は、劇的な幕切れとなった。「最後、絶対チャンスが来ると思っていた」。後半ロスタイム6分、途中出場のMF武岡優斗が左サイドをドリブルで駆け上がり、グラウンダーのクロスを入れる。ニアに飛び込んだFW田原豊がスルーをして、大久保が左足でゴール左に流し込んだ。

「DF陣も含めて全員で耐えて、最後一発で決められて良かった」。決勝点を決めた大久保は得点ランキング3位タイの9ゴール。チームは一時、なかなか勝てず20位まで順位を落としたこともあった。だが、エースの活躍で徐々に勝利を積み重ね、調子を取り戻したチームは前半戦を13位で終えた。

 一方、メモリアルゲームで勝利が欲しかった松本だが、1点が遠かった。前半27分、FKからつないだボールをDF飯田真輝が頭で落とし、フリーのFW船山貴之がシュートは放つが、DFペ・スンジンの体を張ったブロックで決定機を逃した。さらに後半35分にもFW長沢駿の落としからMF楠瀬章仁、MF喜山康平が立て続けにシュートを放つが横浜FCの懸命な守備にゴールを割ることができなかった。

 松本の猛攻を耐えた横浜FCが最後のワンチャンスをものにして、大久保の劇的ゴールへとつながった。松本はこの試合を含めて最近の5試合でわずか2得点しか奪えていない。反町康治監督は「これがチームの現実だということをしっかりと認識しないといけない。今日もたくさんお客さんも入ってくれた中で本当に申し訳なかったと思っています」と試合後の記者会見で反省の弁を述べた。

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