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浦和戦直前 F東京ポポヴィッチ監督インタビュー「自分たちで主導権を握って戦う」

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 Jリーグは10日に第15節を行い、FC東京はアウェーで浦和レッズと対戦する。試合前にはインタビューに応じたF東京のランコ・ポポヴィッチ監督は「浦和は伝統も、歴史もあるチーム」と相手を称えつつ、平均年齢で約4歳若いF東京の選手たちが「成熟した姿」を見せてくれることを期待したいと語った。

以下、インタビュー要旨
―相手は攻撃的なサッカーをする浦和だが?
「うちも攻撃的に行きます。うちもディフェンシブなチームではないですし。違いますか?」

―ディフェンシブではありませんね。
「ははは(笑)。どちらがより攻撃的に、自分たちのサッカーができるか。そこがカギになると思います。相手が攻撃的なチームだからといって、うちは守備的に戦うことは必要ありません。うちは、うちの良さを出すことです」

―ルーカス選手のベンチ起用は?
「今日はこういう起用になりました。しかし、彼はジョーカーではありませんし、最初から試合で力を出せる選手です。今日の起用は、いろんな状況、選手の状態を踏まえて、今日のような起用になりました。今日先発で出る選手は、出場機会を得ているわけですから、そのチャンスをしっかり生かして、レギュラーとしてしっかり座り続けられるように活躍をしてほしいと思います」

―前回の広島とやることが似ているが、そういう相手が続くというのはやりやすい?
「試合の結果、勝てばアドバンテージだったといえることもできると思います。ただ、中断明けで2連戦、強豪と戦うことを考えれば、有利とか、不利とか、そんなことを言っている状況ではありません。浦和は伝統も歴史もあるチームですし、サポーターも素晴らしい。どのチームもリスペクトはしないといけませんが、相手に合わせるのではなく、自分たちの良さを出したい。そうすることで、相手の良さを出させない。自分たちで主導権を握って戦う。そこをしっかりとピッチで見せられるようにしたい」

―先発の平均年齢で浦和は28歳。F東京は24.18歳だが?
「そういう数字にあらわされているとおり、経験豊富な選手が浦和には多いです。しかし、うちは5年待って、その経験を積むのではなく、しっかりと成熟した姿をここで見せることが大切です。いち早く、成長した姿、成熟した姿を示したい。5年ということを考えると、相手の選手が一人あたり150試合多くこなしているわけです。それだけ経験は相手が持っているかもしれませんが、さっきも話したように、5年後に成熟した選手になるのではなく、ここで年齢は関係なく、一人の選手として完成された姿、成熟したチームの姿を見せないといけません」

(取材・文 河合拓)

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