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ヴェローナ市長がバロテッリに「挑発するな」

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人種差別問題が懸念されるセリエA開幕戦

 イタリア・セリエAは24日、ヴェローナ対ミランの一戦で開幕する。ヴェローナで開催されるこの試合は、ミランFWマリオ・バロテッリに対する人種差別が懸念されているところだ。ヴェローナのフラヴィオ・トージ市長は、バロテッリに相手ファンを挑発すべきでないと話している。

 ヴェローナのサポーターが人種差別問題を引き起こすことは少なくない。実際、バロテッリはヴェローナのスタジアムで何度か差別の被害に遭っている。同選手は先日、アメリカ『スポーツ・イラストレイテッド』のインタビューで、ヴェローナとの開幕戦についてこう話している。

「ヴェローナでは何も起きないことを願う。彼らがそれをするなら、全力でゴールを目指すよ。そしてゴールを決めたら、僕も何かを言うだろう。でも、人種差別的なことがあっても、僕はピッチを離れない」

 これに対し、トージ市長は22日、バロテッリは挑発すべきでないとの見解を示した。イタリア『ラジオ・スポルティーヴァ』でのコメントを、複数のメディアが伝えている。

「誰かがバカをやっても、それは少数だろう。バロテッリがもっと挑発しなければ、その方が良いだろうね。黒人選手はたくさんいるんだ。相手サポーターを苛立たせない選手に問題はない。バロテッリは嫌われるのがうまいんだよ」

「ミランの開幕戦? セリエAに復帰して、最も偉大なクラブの一つと対戦するのは、さらに味わい深いというものだ。闘争心あふれるアツい試合となるだろう。ともにサポーターが多く、歴史があるクラブだ」
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