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バロテッリ:「人種差別があってもピッチを去らない」

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撲滅のためには「できるだけのことをする」

 ミランFWマリオ・バロテッリが、アメリカ『スポーツ・イラストレイテッド』の表紙を飾った。インタビューの中で、同選手は人種差別との闘いについて触れている。

 ミランでは今年、MFケビン・プリンス・ボアテングが下部チームとの練習試合で人種差別野次を受け、プレーを中断してピッチを去るという出来事があった。また、TIMカップでMFケビン・コンスタンが同様にピッチを去っている。

 バロテッリは以前、アメリカ『CNN』で、次に人種差別を受けたらピッチを去ると話していた。だが、人種差別問題が発生した際、試合を中断する権利は選手にはない。さらに、無断でピッチを去った場合は処分が科されることになっている。そこで、バロテッリはプレーを続けることにしたようだ。

 ミランはセリエA開幕戦でベローナと敵地で対戦する。ベローナのサポーターは過激なことで知られ、人種差別問題も少なくない。バロテッリは次のように語った。

「人種差別はたばこみたいなものなんだ。望まない限りはやめられない。僕はこれを止めるためにできるだけのことをする」

「ベローナでは何も起きないことを願う。彼らがそれをするなら、全力でゴールを目指すよ。そしてゴールを決めたら、僕も何かを言うだろう。でも、人種差別的なことがあっても、僕はピッチを離れない」

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