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中2日の本田はフル出場、ラスト20分はトップ下でプレーも…ミランは完封負けで2連敗

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[3.8 セリエA第27節 ウディネーゼ1-0ミラン]

 セリエAは8日、第27節を行った。日本代表MF本田圭佑の所属するミランは敵地でウディネーゼと対戦し、0-1で敗れた。2試合ぶりに先発復帰した本田は、フル出場を果たした。ミランはリーグ戦2連敗となった。

 今週は国際Aマッチデーをはさむタイトな日程。ミランは中2日で試合の日を迎えた。日本で代表戦を戦った本田は、先発メンバーに名を連ねると、前日、クラレンス・セードルフ監督が会見で明言した通り、右MFでプレー。MFカカと右肩の故障から復帰したFWマリオ・バロテッリはベンチからのスタートとなった。1トップにはFWジャンパオロ・パッツィーニ、左MFはロビーニョ、そしてトップ下にはMFワルテル・ビルサが入った。

 ミラン移籍後、リーグ戦8試合目を迎えた本田だが、求められる結果、つまりゴールを挙げることが出来ていない。周囲の目も厳しさを増す中で、そろそろ結果を出しておきたいところだ。

 疲れが心配された本田だが、積極的なプレーが目立った。前節はボランチという不慣れなポジションでの出場ということもあり低調なパフォーマンスに終始したが、攻撃的ポジション戻ったことで存在感を見せた。

 前半26分にはロビーニョの横パスを受けると、MFサリー・ムンタリにラストパス。DFに当たって跳ね返ったボールを無理やりボレーで狙うが、これはさすがにミートせず、大きく枠上に外れていった。

 前半31分には本田がCKを蹴ると、ファーサイドからフリーでDFクリスティアン・サパタが走り込む。しかしバウンドを合わせることが出来ず、本田のアシストチャンスは潰れてしまった。

 後半に入っても主導権はどちらかというとミランが握っていた。後半12分にはMFマイケル・エシエン、同18分からはバロテッリをピッチに送り込み、勝負に出た。

 だが先制点はウディネーゼに生まれる。ワンタッチパスをつなぎ、見事にミラン守備陣を翻ろうしたウディネーゼは、MFブルーノのラストパスをFWアントニオ・ディ・ナターレが難なく押し込む。ホームのウディネーゼが3試合ぶりの勝利に向け、待望の先制点を奪った。

 たまらずミランは後半26分から最後のカードとしてMFアデル・ターラブトを投入。この交代により本田のフル出場が確定。そしてついにプレーの場をトップ下に移した。

 しかし試合はこのまま決定機を迎えることなく終了。本田のゴールはまたもお預け。ミランはリーグ戦2連敗となった。

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