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[CL]ファン・ペルシーのハットトリックでマンUが逆転8強入り! 香川は不出場

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[3.19 欧州CL決勝トーナメント1回戦第2戦 マンチェスター・U3-0オリンピアコス]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は19日、決勝トーナメント1回戦第2戦2日目を行い、日本代表MF香川真司の所属するマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)は、オリンピアコス(ギリシャ)と対戦した。敵地での第1戦を0-2で落としているユナイテッドは、FWロビン・ファン・ペルシーがハットトリックを達成。3-0で第2戦を制し、2戦合計のスコアを3-2として逆転での準々決勝進出を決めた。

 ユナイテッドは4-2-3-1の布陣で、試合をスタート。中盤の底にMFライアン・ギグスとMFマイケル・キャリックを配置。2列目に右からMFアントニオ・バレンシア、MFウェイン・ルーニー、MFダニー・ウェルベックが入り、1トップはファン・ペルシーが務めた。

 序盤からロングパスを多用するユナイテッドは、ギグスの縦パスにウェルベックが抜け出しかけたが、相手DFにファウルで止められてシュートに持ち込めない。前半11分にはルーニーが右サイドからアーリークロスを入れると、これをPA内でファン・ペルシーが受けようとするが、DFに体を入れられてボールをコントロールできない。

 アウェーのオリンピアコスも決定機をつくる。前半15分、縦に仕掛けたFWキャンベルの折り返しに、MFエルナン・ペレスが合わせたが、ボールを枠の上に飛ばしてしまい、先制のチャンスを生かせなかった。同18分にはユナイテッドも、左サイドのギグスからのクロスにルーニーが飛び込んだが、シュートは左ポストを叩き、得点にはならなかった

 前半23分にもユナイテッドは、左サイドからロングボールを入れるとPA内でファン・ペルシーが胸でトラップ。シュートを打ちに行こうとしたところで、背後からDFヨゼ・ホレバスに倒されて、PKを獲得する。これをファン・ペルシーが自ら決めて、ユナイテッドが2試合合計で1点差に詰め寄った。

 オリンピアコスは40分、右サイドをエルナン・ペレスが突破する。MFダビド・フステルとMFアレハンドロ・ドミンゲスが立て続けにシュートしたが、GKダビド・デ・ヘアが超反応を見せて、2本とも一人でセーブした。すると前半アディショナルタイムにユナイテッドは、ギグスのロングボールを受けたルーニーが、DFの股を抜くクロスを入れる。これをファン・ペルシーがゴールに流し込み、2-0とリードを広げて前半を折り返した。

 後半も立ち上がりから圧力を掛けるユナイテッドが、オリンピアコスを押し込む。逆にオリンピアコスも速攻からチャンスをつくったが、フィニッシュの精度を欠く。後半6分には、またもロングボールからダニー・ウェルベックが倒されてFKを得ると、ファン・ペルシーがこれをゴールに直接決めて、ハットトリックを達成。2試合合計のスコアでも、3-2とユナイテッドがリードした。

 これでやや慎重になったユナイテッドに対し、オリンピアコスがゴール前までボールを運ぶが、シュートを枠に飛ばすことができない。後半21分にはサリーノの折り返しを、ドミンゲスが合わせたがシュートはGKデ・ヘアの正面を突く。同35分にもオリンピアコスはドミンゲスが意表を突いたシュートを打つが、これもGKデ・ヘアが反応した。

 アディショナルタイムに入る直前に、ユナイテッドはファン・ペルシーが負傷するアクシデントに見舞われ、MFマルアン・フェライニと交代することになった。その後もオリンピアコスは最後までユナイテッドに圧力を掛け続けてアウェーゴールを目指したが、GKデ・ヘアの壁を破ることはできず。2シーズン連続プレミアリーグ得点王のファン・ペルシーの活躍で、ユナイテッドが逆転で8強に名乗りをあげている。


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