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[CL]レアルが4季連続4強に前進、前回準Vのドルトムントに3発先勝

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[4.2 欧州CL準々決勝第1戦 R・マドリー3-0ドルトムント]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は2日、準々決勝第1戦を行い、4シーズン連続の4強入りを狙うレアル・マドリー(スペイン)はホームで前回準優勝のドルトムントと対戦し、3-0で先勝した。第2戦はドルトムントのホームで8日に行われる。

 MFサミ・ケディラ、FWヘセ・ロドリゲス、DFマルセロらを故障で欠くレアルはMFアンヘル・ディ・マリアも体調不良で欠場。左SBではDFファビオ・コエントロンが先発した。一方のドルトムントもDFマルセル・シュメルツァー、DFネベン・スボティッチ、MFスベン・ベンダー、MFイルカイ・ギュンドアン、MFヤクブ・ブラスチコフスキら多数の故障者を抱え、この日はエースのFWロベルト・レバンドフスキも累積警告で出場停止。代わってFWピエール・エメリク・オーバメヤンが1トップで先発したが、敵地での第1戦は苦しい陣容となった。

 試合はいきなり動く。前半3分、レアルはFWカリム・ベンゼマが右サイドのタッチライン際でボールをキープし、オーバーラップしてきたDFダニエル・カルバハルに横パス。カルバハルが中央に流すと、スピードに乗って走り込んできたMFガレス・ベイルがゴール前に抜け出し、左足を伸ばしてゴールに流し込んだ。

 立ち上がり早々に先制したレアルはその後もボールポゼッションを高め、試合の主導権を握る。前半10分、FWクリスティアーノ・ロナウドが左サイドからカットインし、右足でミドルシュート。同12分にもC・ロナウドが直接FKを狙ったが、GKロマン・バイデンフェラーが右手1本で弾き出した。

 徐々にドルトムントがレアルの攻勢に慣れてきたかに思われた前半27分だった。レアルが一瞬の隙を突いてカウンターから追加点を奪う。C・ロナウドの左クロスからセカンドボールをMFシャビ・アロンソがカット。MFイスコがPA手前から右足を振り抜き、ゴール左隅にねじ込んだ。前半30分にもベイルが直接FKでゴールを強襲。前半の終盤はドルトムントがレアル陣内でゲームを進める時間もあったが、レアルが2-0とリードして後半に折り返した。

 後半立ち上がりにもドルトムントが何度かチャンスを迎えたが、次の1点もレアルが奪った。後半12分、相手陣内でインターセプトしたMFルカ・モドリッチからスルーパスを受けたC・ロナウドがGKとの1対1を制し、左足で追加点。C・ロナウドは今大会通算14ゴール目となり、11-12シーズンにFWリオネル・メッシ(バルセロナ)が記録したシーズン最多得点記録に並んだ。

 ドルトムントも後半15分、MFマルコ・ロイスのグラウンダーのクロスからGKイケル・カシージャスが弾いたところにMFヘンリク・ムヒタリアンが詰めたが、DFペペが一歩早くクリア。ホームでの第2戦につなげるためにも何とかアウェーゴールを奪いたかったが、エース不在の攻撃陣は攻め手を欠き、1点が遠かった。

 両チームは昨季の欧州CLでも4度対戦し、グループリーグではドルトムントの1勝1分。準決勝ではドルトムントがホームでの第1戦に4-1で先勝し、第2戦はレアルが2-0で勝ったものの、2試合合計4-3でドルトムントがファイナルに進出した。1年前のリベンジを狙うレアルが第1戦に3-0で完勝。ドルトムントのホームに乗り込む第2戦を前に大きなアドバンテージを手にした。


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