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[CL]レアルは「一番高いハードル」も…クロップ「白旗を上げる気はない」

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 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)準々決勝の組み合わせが決まり、昨季準優勝のドルトムント(ドイツ)はレアル・マドリー(スペイン)と対戦する。昨季の欧州CLでもグループリーグ、準決勝と実に4度対戦している両チームの再戦。昨季は2勝1分1敗と勝ち越し、ファイナルまで進出したドルトムントだが、厳しい戦いになることを覚悟している。

 ハンス・ヨアヒム・バツケCEOはクラブの公式HPで「準々決勝で高いハードルを越える必要があることは分かっていたが、欧州サッカー界でも一番高いハードルだ」とコメント。ミヒャエル・ツォルクSD(スポーツディレクター)も「レアル・マドリーは極めて難しい相手だ」と、今季のリーガ・エスパニョーラでも首位を走る“白い巨人”を警戒する。

「昨季は2勝1分1敗だった。準決勝の第2戦は落としたが、それでも勝ち上がることができた。それがまだ選手たちの脳裏に残っているだろう」と指摘するツォルクSDだが、「もちろん、状況は2012-13シーズンとは違う」と認める。

「今季のレアル・マドリーはさらに強くなっており、中でもガレス・ベイルを獲得した。スペインリーグでは首位に立っている。残念ながら、我々には故障者が多いうえ、ロベルト・レバンドフスキも第1戦に出られない」

 昨季の準決勝第1戦でレアル相手に4ゴールを決めたエースのレワンドフスキだが、累積警告のため敵地での第1戦が出場停止となる。MFセバスティアン・ケールは「最初にマドリード(アウェー)で戦えるのは、ほんの少しだけど有利だ」と、第2戦がホームになることを歓迎するが、「もちろん厳しい抽選結果だ。彼らはうちに対してリベンジを誓っているだろうからね。今季は去年よりさらに強くなっているし、この試合に全集中を注いでくるだろう」と力を込める。

 ユルゲン・クロップ監督は「コンスタントに欧州のベスト8に入るようになれば、今回のように同じ相手と対戦することも多くなる」と、レアルとの再戦にも動揺はない。「この試練にワクワクしているし、わずかなチャンスをつかみたいと思っている。まだ白旗を上げる気はないよ」と、下馬評を覆す勝利を虎視眈々と狙っている。


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