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千葉に追い付く粘り見せるも、富山はいまだ未勝利

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[4.20 J2第8節 富山1-1千葉 富山]

 J2は20日、第8節を各地で行い、富山県総合運動公園陸上競技場では未勝利で21位に沈むカターレ富山が前節、湘南に大敗を喫して14位に順位を落としたジェフユナイテッド千葉をホームに迎えた。前半をスコアレスで折り返した試合は、後半に入り1点ずつを奪い合う。その後は両チームともに最後までゴールを目指したがスコアは動かず、1-1のまま試合終了のホイッスルが吹かれた。

 ここまでに富山が挙げたゴールは2点のみ。しかも、その2点を記録しているFW苔口卓也がメンバーを外れていたが、最初にチャンスを作ったのが富山だった。前半5分、ゴール前で得たFKをMFソ・ヨンドクが直接狙うも、丁寧に蹴り出されたボールは惜しくもクロスバーを叩いて先制の好機を逃した。

 一方、ボールをしっかりと回す千葉は徐々に富山を押し込み始め、前半35分にようやくファーストシュートを放つ。MF町田也真人のシュートはDFのブロックに遭い、こぼれ球を今季初先発のMF佐藤勇人が枠内に飛ばしたがDF大西容平にクリアされる。さらに前半アディショナルタイムにはMF谷澤達也のパスから、この試合1トップに入ったMF田中佑昌がヘッドで合わせるもシュートはクロスバーを叩いた。

 スコアレスで迎えた後半、試合を動かしたのは前半終盤に猛攻を仕掛けた千葉だった。後半6分、DF中村太亮が町田にボールを預けて前線に飛び出すと、田中を経由したボールはゴール前に走り込んだ中村の下へ。ダイレクトでゴールに流し込み、先制に成功した。

 しかし、すぐさま富山が試合を振り出しに戻す。後半11分、前半から切れ味鋭いドリブルで好機を作っていたMF中島翔哉が左サイドを切り裂くと、ゴール中央へパス。そのボールを後方から走り込んだ大西が右足で合わせて豪快にゴールネットを揺らし、あっという間に同点に追い付いた。さらに後半25分には、中島のFKからDF吉川拓也が決定機を迎えるがシュートは大きく枠を外れ、逆転のチャンスを逃してしまう。

 その後は互いに決定機を作りながらも、ゴールネットを揺らすことはできずに勝ち点1を分け合った。富山は今季初の白星を獲得できず、千葉も2試合ぶりの白星を逃している。


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