beacon

FW黒津のAT弾で横浜FCが苦手ホームで札幌に追い付く

このエントリーをはてなブックマークに追加
[6.14 J2第18節 横浜FC2-2札幌 ニッパ球]

 J2は14日、第18節を各地で行い、横浜FCはコンサドーレ札幌をホームのニッパツ三ツ沢球技場に迎えた。今季、ホームゲームの8試合を1勝2分5敗と大きく負け越している横浜FCは、終盤まで1-2とリードを奪われる。それでも、後半アディショナルタイムに、FW黒津勝が劇的な同点ゴールを決めて、2-2の引き分けに持ち込んだ。

 最初の決定機は前半26分だった。札幌はロングボールを前線に入れると、浮いたボールを処理しようとしてジャンプしたDFドウグラスをFW都倉賢が押す。ボールを処理できなかったブラジル人DFからボールを奪った都倉は左足でゴールを狙ったが、シュートは左に逸れて行った。

 前半33分には、左サイドからDF中島崇典がクロスを入れると、FWパク・ソンホがヘッドで合わせる。シュートはGK金山隼樹が懸命に伸ばした手の先を抜けてゴールに入る。韓国人FWの2試合連続ゴールで、横浜FCが先制した。同41分にも横浜FCは左サイドから黒津が入れたクロスに、MF寺田伸一がゴール前に走り込んだが、合わせる寸前でDFにクリアーされた。アディショナルタイムには札幌も都倉がゴールネットを揺らしたが、オフサイドポジションでボールを受けたとして、得点は認められなかった。

 1点を追う札幌は、セットプレーから追いつく。後半7分、左サイドでFKを得るとMF上里一将が入れたクロスをDFパウロンがヘッドで合わせて、試合を振り出しに戻した。一進一退の攻防の中で、追加点を挙げたのは札幌だった。同21分、PA内でパスを受けた都倉がDFをかわして右足でシュートする。これはGK南雄太が弾いたが、こぼれ球をMF荒野拓馬がゴールに押し込み、逆転に成功する。

 逆転を目指す横浜FCは、後半38分に左SB中島を代えてMF小池純輝を起用する。40分にはセットプレーからMF安英学が決定的なヘッドを放つが、ゴール寸前でイン上でDF奈良竜樹が頭でクリアーされる。同45分には右SB市村篤司を下げて、MFナ・ソンスを起用。3バックに変更して、同点ゴールを目指す。そしてアディショナルタイムには、左サイドから崩しにかかる。横パスをPA外で受けた黒津のトラップは浮いてしまうが、これを左足のボレーシュートで捉える。強烈な弾道のシュートがゴールに突き刺さり、試合を振り出しに戻した。さらに小池も左サイドから切り込み、右足でシュートを放ったが、ボールはクロスバーを越えて行き、このまま試合は2-2で終了した。

TOP