2010年の南アフリカW杯では通算5得点を挙げ、大会得点王に輝いたドイツ代表のFWトーマス・ミュラーは、今大会も得点を量産しそうだ。16日のポルトガル代表戦ではハットトリックを達成し、4-0の大勝の立役者となった。2大会連続得点王も狙える状況だが、個人タイトルは重要ではないと『FIFA.com』に語っている。

「僕たちは、優勝するためにここに来ている。得点王になれるかどうかは関係ないし、他に集中すべきことはたくさんあるんだ」と、ミュラーは強調する。それでも、良い大会の入り方ができたことは強く自覚する。

「言うまでもないことだけど、W杯でハットトリックを達成することは、毎日できることではない。良いスタートを切ることができたのは確かだし、自分が勝利に貢献できたという自負もある。ポルトガル戦では最大限の結果を示すことができたけど、誰もそれがもう一度起きるとは予想できないし、自分でも次の試合で同様のパフォーマンスを出せるかは分からない。ただ、挑戦したいとは思うよ」

　チームの勝利のためにゴールを狙い続け、その結果として得点王が付いて来ればいい。24歳のアタッカーを擁するドイツは、21日ガーナ代表と、26日にアメリカ代表と対戦する。

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