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プレースタイルへの批判を気にしないクロップ、香川は「良い印象」

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 ボルシア・ドルトムントは4日、ブンデスリーガ第19節でアウクスブルクとホームで対戦する。ユルゲン・クロップ監督は2日の会見で、前節のドローを振り返り、「正しい方向に進んでいる」と述べた。

 上位を争うレバークーゼンと0-0で引き分けたドルトムントは、単独最下位に転落した。一方、アウクスブルクは前節でホッフェンハイムを3-1と下し、白星で後半戦をスタートさせている。クロップ監督は5位のアウクスブルクをたたえながら、警戒心をのぞかせた。

「アウクスブルクはセットプレーで高いクオリティーを持つチームだ。昨日もそれを見せたね。最初の2ゴールはセットプレーから生まれている。だが、それだけではない。彼らは非常に良い形で成長しており、大きな自信で臨んでくるだろう」

「2人のセンターバックが深い位置でゲームを組み立てるので、我々は広いスペースを賢く守らなければいけない。そして、彼らのプレーで生まれるスペースをうまく利用しなければならないね。相手は非常に強い。チームもうまく構成されている。ネガティブなことはほとんどないね」

 レバークーゼン戦のプレースタイルは、ドイツの一部メディアから批判された。しかし、クロップ監督は批判的な意見に自身の考えが左右されることはないと話している。

「アウェーで失点しないことは、我々にとって前進を意味する。2つの場面では運とロマン(・バイデンフェラー)に頼らなければならなかったかもしれない。だが全体的には、非常に安定したプレーだった。我々は全員、小さいステップでも正しい方向へ進むことを大事にしなければいけない」

「他の残留争いのチームと違い、我々があのようなプレーをすると、『キッカー』の記者に謝らなければいけないようだね。お気に召さなかったのなら、私がこの場を借りて謝るよ。だがそれでも、我々にとって正しい道であることに変わりはない」

 前節で出番がなかったFWピエール=エメリク・オーバメヤンの状態について聞かれると、クロップ監督はMF香川真司についても触れ、次のように話した。

「(オーバメヤンの)調子は良さそうだ。クラブに戻ってからのコンディションは悪くない。しかし、我々が(トレーニングキャンプで)色んなことに取り組んでいた間、オーバもシンジも不在だった。もちろん、それは彼らの責任ではないし、私の責任でもない」

「今後については、様子を見ていくことになる。(アウクスブルク戦の)スタメンはまだ決めていない。だが、オーバメヤンはアフリカ・ネーションズカップでも調子が良かった。少し寝不足だったようだけどね。でも、今は良い印象だよ。2人ともね」

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