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「ドイツ人は冷たい」「ディナーに誘ってくれない」…それでもドルトムントで力を証明したいインモービレ

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 ドルトムントFWチーロ・インモービレが、イタリアメディアで現状に言及している。苦しんでいることを認めつつ、同選手は自分がドルトムントにふさわしい選手だと述べた。

 昨季、トリノでセリエA得点王に輝いたインモービレは、夏にドルトムントに加入。だが、バイエルンへ移籍したFWロベルト・レバンドフスキの存在を忘れさせる活躍を見せられず、移籍金が高額だったこともあり、批判の的となっている。

 レワンドフスキもドルトムント加入1年目はゴールを量産したわけではないが、インモービレはイタリア『スポーツウィーク』で次のように話している。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えた。

「人は望むように覚えるもので、たいていは直近のことを覚えている。レワンドフスキは2年目からゴールを決めて、たくさん勝ち、良い思い出を残したんだ。僕に同じ機会が与えられるかどうかは分からないね」

 イタリアからドイツに挑戦したインモービレだが、環境面での苦労をうかがわせている。だが、ユルゲン・クロップ監督との関係は悪くないと強調した。

「ドイツの人は冷たいね。仕方ないよ。ここに来て8か月になるけど、自宅でのディナーに誘ってくれたチームメートは一人もいない。『ビルト』は僕を袋叩きにする。きっとミュンヘンのメディアだからだろう。ドルトムントを叩けるチャンスは逃さないんだ」

「クロップ監督? 言われていることは事実じゃないよ。(報道は)助けにならないね。監督は僕とたくさん話しているし、鼓舞してくれているよ。僕と一緒に苦しんでいる」

 今季のドルトムントの不振については、このようにコメントしている。

「ワールドカップで優勝し、少し気をそらされた人もいる。問題なのは、練習でやっている良いことを試合でやれていないことだ。チームが問題を抱えたことで、僕の適応が難しくなっているのは確かだね」

 苦しい状況だが、インモービレは後悔をしていないと強調し、諦めるつもりはないと語った。

「僕は一つの道を選んだ。最後までそれを進めていきたいんだ。たとえ過去に戻れたとしても、僕は同じチョイスをするよ。自分はボルシア・ドルトムントにふさわしいと感じている」


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